【一人ワイン】シャトー・バーン・オーブリオン2005(感動7)オールマン・ブラザーズ・バンドと共に!
美味しいワインとブルースバンドに目がないまさろうです。
あなたはブルースバンドを聞きながら楽しむワインとは、どんなワインをイメージしますか?
ちと古いですが、オールマンブラザーズバンドやクリームなどを聞きながら寛いだ雰囲気を楽しむのにぴったりのワインです。
シャトー・バーン・オーブリオンを紹介いたします。
Chateau Bahans Haut Brion 2005
シャトー・バーン・オーブリオン
種別 赤
生産国 フランス
生産地 ボルドー グラーヴ ぺサック・レオニャン
生産者 シャトー・オー・ブリオン
ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニヨン(48%)メルロー(27%)カベルネ・フラン(25%)
香り(8)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(8)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(6)🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(7)💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
色調
色はダークで濃いルビー色、光に翳すと綺麗な赤い色調はとてもクリアです。
グラスの内側を滑る脚は多めで粘度は赤ワインの中では中くらいです。
香り
抜栓直後から甘さが際立つ黒系果実の香りです。
軽くスワリングすると、ブラックチェリーや完熟したカシスの香りのあと、メイプルシロップや蜂蜜の甘い香りが特徴的です。奥にはスモークしたハーブやカカオ、タバコや焦がした樽などスモーキーさも徐々に顔をだし始めます。
味わい
ファーストアタックはすっきりと穏やかな酸味、そのあとにしっかり濃厚なぶどうのもつ甘味がやってきます。
タンニンは力強くもしっかりこなれており、噛めるようなニュアンスと収斂性があります。ボディはミディアムからフル、余韻は20秒から30秒くらいです。後味はとてもミネラリーいきいきとした力強さを感じましたね。
いささか硬さが目立ち、空気を抜いて一旦セラーで寝かせる事に。
二日目に開栓すると華やかな果実の香りに相まって花の蜜の甘い香りが漂います。スワリングするとローストした樽やタバコ、グラーヴのワイン独特のスモーキーでスパイシーな香りもマッチアップしてきました。
味わいも前日の果実感にプラスして、あんずや熟したオレンジ、梅やゆずのようなニュアンス、また後味にはウィスキーのようなニュアンスもありました。これは非常に複雑、本家オーブリオンを彷彿とさせるポテンシャルがありました。
Chateau Bahans Haut Brion 2005の総評
抜栓したのはこのバーン・オーブリオンが瓶詰されてからおよそ8年を経た時でした。十二分に美味しかったのは間違いありませんがまだまだ熟成の旅の途中、きっと最高のパフォーマンスを示すのにはあと10年くらい掛かるかもしれません。
ボルドーを代表する1級シャトーのセカンドです。本家のシャトー・オー・ブリオンに比べて早飲みに適しているとは言われますが、そのポテンシャルを開花させる為の時間はまだまだ必要、まさろうにはそう感じました。
しかしながら本家オーブリオンより近づきやすいという意味では、そこまでシビアにならず楽しめるワインだと言えます。
さすがに本家シャトー・オー・ブリオンを8年やそこらで開けてしまうのはもったいなさすぎますからね。
グラーヴ地区で造られるワインの特徴というべき、森の中で葉巻をくゆらせ、樽香の効いたシングルモルトウィスキーをちびりと口にするような、スモーキーでブルージーな味わいを余すところなく堪能できるのは間違いありません。
老練でありながらいきいきとした活力もあるスペシャルなワイン、シャトー・バーン・オーブリオン。新緑に囲まれた大自然の中、往年の名ブルースバンドでも聞きながら楽しむと最高の相乗効果を生み出すのではないでしょうか。
ちなみにまさろうはこのとき、ジミ・ヘンドリックスのライヴ・アット・ウッドストックを聞きながら堪能しました。
一人ワインとしてしっぽり楽しむもよし、ワインラバーやミュージックラバーを集めてみんなでワイワイやるときにも楽しめる小癪なワインです。
嗜み日 2013年11月
最終更新日 2020年1月28日
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