【記念日ワイン】ターンブル・オールド・ブル・レッド2003(感動9)華麗で豪華な美しいワイン
美味しいワインとNBAに目がないまさろうです。
このワインはゴールデンステート・ウォーリアーズのスティフィン・カリーのようなワインです!
と、言われてあなたはどんなワインをイメージしますか?
NBAをご存じなけれは「なんのこっちゃい!」と、怒られてしまうかもしれませんが、華麗なクイックネスと圧倒的なスリーポイントシュートの得点能力に優れたMVPプレイヤーです。
そんなカリーのスリーポイントが決まった時の心地よさ、爽快感を持ち合わせる感動ワイン、ターンブル・オールド・ブル・レッドを紹介いたします。
Turnbull Old Bull Red 2003
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :アメリカ
生産地 :カリフォルニア ナパ・ヴァレー
生産者 :ターンブル
品種 :カベルネ・ソーヴィニョン、シラー、プティ・シラー、カベルネ・フラン ※詳細なブレンド比率はわかりませんでした。
タイプ :記念日ワイン、ビジネスワイン
バリュー:贅沢ワイン
嗜み日 :2015年4月
香り(8)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(9)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(9)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(9)💖💖💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
非常に濃いガーネット色、縁いっぱいまで紫の色調です。
脚も多く粘度は高めでアルコールの高さを窺えます。
香り
ブルーベリージャムのような濃厚な果実の香りはボリュームが大きいです。
奥にはドライハーブ、ミントのスパイス、森の下草や湿った草木のアロマも感じます。
スワリングすると香りのボリュームが更に広がり、濃厚な甘い果実の香りが部屋中を支配していきます。
味わい
とっぷりとした濃厚なアタック。
酸味は切れ味がありながらも穏やか、濃厚な果実の甘味、タンニンが緻密で多層的、ほどよく収斂性がありながらも非常にきめが細かく口腔内を刺激します。
ミディアムボディからフルボディで凝縮感があり複雑味もあります。
余韻は30秒程度でしょうか、バニラやカカオニブなどオーク系のニュアンスが心地よく鼻を抜けていきます。
しかしながら抜栓直後は硬く閉じている印象でしたので、一旦空気を抜いてセラーで一休み。
二日目は強すぎる甘味が落ち着きキレのある酸と絶妙なバランスを形成します。
タンニンもこなれてビロードのような柔らかさをみせ、しっかりした密度がワインに安定をもたらせます。
完熟した果実味は凝縮感があり華麗で豪華、肉付きがよく筋肉質でありながらエレガントで美しいスタイルにきりきり舞いです。
総評
ターンブルのあるワイナリーはアメリカでも屈指の銘醸ワインが造られるカリフォルニアのナパ・ヴァレーにあります。
お隣の畑は泣く子も黙る(!?)カリフォルニアワインの雄「オーパス・ワン」、そして向かいにはもはや説明不要、カリフォルニアワインの父と呼ばれる「ロバート・モンダヴィ」があります。
この話を聞いただけでもターンブルのポテンシャルの高さを期待せずにはいられませんが、予想以上のクオリティの高さにまさろうはノックアウトさせられました。
ちなみにこのターンブルの紋章は、凶暴な雄牛に襲われそうになった王の窮地を救った勇敢な家来のことを「Turnbull」(ターンブル=振り返る雄牛)と呼び、この「振り返る雄牛」の紋章を与えたのが由来だそうです。
そんな由来があってか、ワインの特徴として勇敢さ大胆さを表現しているそうですが、力強さはピカイチ!しかしながら決して力強さだけじゃない華麗で均整の取れたエレガントな美しさを持ち合わせております。
例えていうなら、NBAゴールデンステート・ウォーリアーズのMVPプレイヤー、スティフィン・カリーの華麗なクイックネスと突出した成功率を誇るスリーポイントで得点を重ねる爆発力を持ち合わせる、桁外れのポテンシャルを持つワインです!
※NBAがわからなければわかりにくい例えですね。ごめんなさい・汗
また一つカリフォルニアのワインの底力を知らしめられました。
ターンブル・オールド・ブル・レッド2003のまとめ
ターンブルのオールド・ブル・レッドを手に入れるのはなかなかに至難の業、近年カリフォルニアワインの評価は留まるところを知らず、バックヴィンテージはなかなかお目にかかれないのが現状です。
そもそもワインの消費量はアメリカがダントツの1位!生産量こそイタリアが1位、ついでフランス、スペインと続き、4位にアメリカが連なっており、生産と消費においてアメリカは超大国と言っても過言ではありません。
ちなみに日本のワイン消費量は全世界15位(1.4%)、生産量は25位(0.3%)です。ガンガン造ってガンガン飲んで、世界に追いつけ追い越せ!頑張っていきましょう。
※OIV=国際ぶどう及びワイン機構(http://www.oiv.int/)の2016年データに基づく
考え方を変えればまだ世に出ていないカリフォルニアワインを探す楽しみもあるのではないかと思います。
新進気鋭のワイナリーも多く、いまだ知られていないワイナリーから素晴らしいワインは綺羅星の如く生まれております。あなた好みのカリフォルニアワインを探してみるのも一興ですね。
ターンブル・オールド・ブル・レッドは大切なパートナーとの記念日ワインに、またビジネスワインとして商談などで活躍させせれば、必ずやそのポテンシャルの高さで相手はおったまげること間違いありません!
これだけ高いポテンシャルを持つワインを独り占めしたくなるのは痛いほどわかりますが、気の合う仲間やパートナーと分け合って楽しめば、その感動は2倍3倍と相乗効果で膨れ上がりますからね。
猛牛も
軽くいなして
ターンブル
華麗なステップ
きりきり舞いさ
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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