【みんなでワイワイン】ラダチーニ・カベルネ・ソーヴィニョン2017(感動6)モルドバ共和国の春ってこんな感じ?!
美味しいワインと春が大好きなまさろうです。
あなたはモルドバ共和国の春とはどんな春をイメージしますか?
まさろうはモルドバ共和国にいったことがありませんが、こちらのワインを飲んでモルドバの春を日本の春に重ねてイメージしてみました。
早春を思わせる心地よい花のアロマを感じる、ラダチーニを紹介いたします。
RADACINE cabernet sauvignon 2017
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :モルドバ共和国
生産地 :ヴァルル・ルイ・トライアン地方
生産者 :アルバストレル・ワインズ
品種 :カベルネ・ソーヴィニョン(100%)
タイプ :女子会ワイン、みんなでワイワイン
バリュー:デイリーワイン
嗜み日 :2020年1月
香り(6)🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(7)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(5)🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(5)🍷🍷🍷🍷🍷
感動(6)💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
赤い色味が強い、濃厚なルビー色です。
脚は量は中庸、グラスを滑る速度も早く粘度は高くありません。
香り
開栓直後からとっぷりと甘いカシスの香りが漂います。
スワリングすると果実の香りのボリュームはそのままに、胡椒やタイムなどのスパイシーな香り、更にちょっと埃っぽいようなタールやタバコのようなスモーキーさも感じます。
味わい
爽やかな酸味は弱くとっぷりした果実の甘味は少し重くのしかかってきます。
タンニンは細く少し埃っぽさを感じざらついてます。ミディアムからライトボディでスケールは大きくありません。
フィニッシュは10秒から15秒ですっきり、ほんのりスモーキーでスパイシーな余韻を残して過ぎ去っていきます。
短い余韻の中にスイセンやミモザのような早春をイメージさせる花の香りをほんのりと感じます。
二日目は埃っぽさが残りながらも酸味と甘味が調和されまろやかになりました。
それにしてもストレートな甘味が強くとてもジューシー、後味はすっきりで飲みやすいですね。
総評
モルドバワインの歴史は非常に古く、4000年~5000年前にはぶどうが造られた形跡が残っております。
ギリシャからの植民地開拓によりワイン造りが広がりローマ帝国時代はさらに発展、時を経て1500年代「モルダヴィア公国」シュテファン大公によりワイン造りは盛況の一途を辿ります。
その後、1800年代に現在の土着品種の栽培を開始、1800年代後半のフィロキセラ(葡萄の木にかかる病気)により多くの畑が被害に遭い、接ぎ木による回復と共にフランスより取り寄せた国際品種の栽培もスタートとなりました。
1940年代にはソヴィエト連邦の中でぶどう栽培の一大産地となるものの、1980年代の「アルコール禁止令」に伴う葡萄畑の伐採、ワインの破棄など、ワイン農家と国家にとって最大の悲劇がありました。
1991年に旧ソ連からの独立、それ以降ワイン産業の大復興がはじまり現在は生産量の9割を輸出できるほどに成長します。
そんなモルドバの歴史を振り返りながらこのラダチーニを飲むと、感慨深くもありまたその印象も少し違った表情を見せます。
ラダチーニ・カベルネ・ソーヴィニョン2017のまとめ
ラダチーニ・カベルネ・ソーヴィニョンはとっぷりした果実の甘味はとてもジューシーで春の喜びを感じます。
ちなみにまさろうは、御節料理の蓋を開けた時の、出汁の香りと共に縁起物で彩られた様々な具材を目にした時のようなわくわくした気持ちをイメージしました。
洋風御節メニューと合わせてこのラダチーニを頂くと、楽しみは2倍、3倍になるのではないでしょうか?
あなたはラダチーニにどんな情景を思い浮かべるでしょうか?
ラダチーニ
春を感じる
コスパワイン
洋風御節と
コラボで満開
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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