【一人ワイン】アルマヴィーヴァ1997(感動9)フォルクローレが聴こえるひっくり返るワイン!

美味しいワインとフォルクローレに目がないまさろうです。

 

お気に入りの音楽と共にワインを楽しむとその味わいはまた格別、まさろうもよくお気に入りのバンドのライブ映像を見ながらワインを頂き時を忘れる事もしばしば。

 

フォルクローレと共に楽しむのにもってこいのチリが産んだ奇跡、その凝縮感と余韻でひっくり返ること間違いなしのアルマヴィーヴァを紹介いたします。

 

 

Almaviva 1997

ワイン情報

種別  :赤ワイン

生産国 :チリ共和国

生産地 :マイポ・ヴァレー

生産者 :コンチャ・イ・トロ

品種  :カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、カベルネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルド ※詳細なブレンド比率はわかりませんでした。

タイプ :一人ワイン記念日ワイン

バリュープレミアムワイン

嗜み日 :2013年11月

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まさろう評価

香り(8)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

甘味(9)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇

酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋

タンニン(8)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷


感動(9)💖💖💖💖💖💖💖💖💖

 ※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆

 

テイスティングノート

色調

光を通さないダークな紫色、縁はレンガ色で少しくすんだ風合いがあります。

 

グラスの内側を滑る脚は多め、流れ落ちるスピードは緩やかで粘度はそこそこの高さです。

 

香り

ファーストインプレッションは完熟したカシスブルーベリージャムなどの黒系果実の香り、ボリュームは中くらいです。

 

スワリングすると燻製チップタバコタール腐葉土のようなニュアンスもありました。もしかしたら枯れてるかも?

 

味わい

一口、口に運ぶと柔らかい酸味としっとりとした甘味、しっかり厚みがありながらもきめ細かいタンニン、決して枯れているようなワインではなく熟成された心地よい味わいが口の中に広がります。

 

後味は小川の小石枯れ葉とか森の下草など、野趣味に溢れ、子供の頃に森の中を駆けずりまわって遊んだ時のような懐かしい郷愁感を感じました。

 

抜栓後2時間もすると閉じていたワインが開きはじめ、チョコキャラメルのような甘み、更にミントピーマンのような青臭いスパイシーさも感じます。

 

余韻は非常に長く、深い感動を運んできます。

 

数時間後、更にその味わいとバランスは完全に整い、複雑で凝縮感のあるテクスチャーは官能を揺さぶってきました。 

 

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※この時に撮った画像はワインの余韻とともにアンデスの彼方へと飛んでいってしまいました・汗

 

総評

アルマヴィーヴァはボルドーの格付け第1級ワイン、シャトー・ムートン・ロートシルトを所有するバロン・フィリップ・ド・ロートシルト社と、チリで最大のワイナリーであるコンチャ・イ・トロのジョイントベンチャーとして誕生しました。

 

ロートシルト社とのジョイントベンチャーといえば、ロバート・モンダヴィと手を組んで造られるカリフォルニアのオーパス・ワンが有名です。

 

そういった意味ではアルマヴィーヴァはオーパス・ワンと同様、チリが産んだプレミアムワインであることは間違いありません。

 

アルマヴィーヴァが造られるマイポ・ヴァレーは火山質、粘土質の土壌で、石や砂利も多く混在した土地となっております。

 

また気候はヨーロッパの銘醸地に似た地中海性気候、真夏の平均最高気温はおよそ30度で最低気温は10度、同じく真冬は最高15度で最低3度と寒暖差が特徴です。

 

そしてアンデス山脈から吹き込む冷気により気温が下がり、冷たい空気と乾燥した風によりぶどうが清潔に保たれます。

 

まさろうの印象は過去に衝撃を受けたワインのひとつ、シャトー・レオヴィル・ラス・カーズを彷彿とさせる凝縮感があり複雑で奥深さのあるワインだと感じました。

 

ボルドーの格付けシャトーに匹敵するポテンシャルがあります。

 

ファーストヴィンテージはこの1997年、アルマヴィーヴァのバックヴィンテージを手に入れるのは非常に困難かとは思いますが、長期熟成に耐えるポテンシャルがあり早飲みするのはもったいない傑物です。

 

直近のヴィンテージは早飲みも可能と言われ、確かに十分に美味しく頂くことができますが、できれば20年から30年の熟成を待って最高のポテンシャルを楽しむべきワインだと思います。

 

とはいえ、20年も30年もお預けなんて絶対に耐えられませんが。。

 

アルマヴィーヴァ1997のまとめ

凝縮感がありリッチでエレガントなアルマヴィーヴァ、フォルクローレを聞きながら堪能すればきっとあなたも悠久の旅に連れていかれるでしょう。

 

アルマヴィーヴァは一人ワインとしてゆっくり堪能するべきワイン、大人数で頂くと自分の取り分が少なくなってしまうのでその点は十分に気を付けましょう。

 

もっとも1本とは言わず2本、3本ストックしておき、一人ワイン用、記念日ワイン用、ビジネスワイン用、、、なんて感じで複数本用意しておくのもいいかもしれません。

 

熟成の時を経たアルマヴィーヴァを口にすれば、あなたもきっとひっくり返ること間違いありません!

 

ここで一句

アンデスの

歴史が育む

アルマヴィーヴァ

今日もどこかで

コンドルは飛んでいく

   、、、お粗末さまでした

 

あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。

 

お読み頂きありがとうございました。

 

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