【ビジネスワイン】パルメイヤー・シャルドネ2010(感動8)強欲で傲慢なハリウッドスター!!
美味しいワインと映画に目がないまさろうです。
あなたはハリウッド映画「ディスクロージャー」は御覧になったことはありますか?
1994年にロードショーされたディスクロージャーは、マイケル・ダグラスとデミ・ムーアによるヒューマンサスペンスドラマです。
ストーリーはある企業の昇進をめぐる確執、セクハラや人間関係など描いたサスペンスものです。
デミ・ムーアが演じる悪女がこよなく愛するワインとして劇中で登場するのがこのパルメイヤー、そんなパルメイヤーはとても強欲で傲慢な魅力を持つ悪女を映し出すワイン?
ちと古いですが、ハリウッド映画に登場したことで一躍話題となったパルメイヤーのシャルドネを紹介いたします。
Pahlmeyer Chardonnay 2010
ワイン情報
種別 :白ワイン
生産国 :アメリカ
生産地 :カリフォルニア ナパ・ヴァレー
生産者 :パルメイヤー
品種 :シャルドネ(100%)
タイプ :ビジネスワイン、一人ワイン
バリュー:プレミアムワイン
嗜み日 :2015年6月
香り(8)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(7)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(9)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
感動(8)💖💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
キラキラして清澄度は高く淡い黄色、少しグリーンの色調を窺えます。
ディスクは中庸、脚は多いものの粘度はそこまで高くありません。
香り
アプリコットやグレープのフレッシュな果実、更に樽の香りを強く感じます。
スワリングすると香りのボリュームは広がり、バターやバニラ、トースト、樽香と相まってナッティな香りがぐるぐる目まぐるしく鼻腔をくすぐります。
奥にほんのりスイカズラや百合などの花の香りもあります。
味わい
密度がある濃厚なアタックです。
いきいきとした酸味はシャープ、甘味は奥に隠れているものの芯のある果実味を感じます。
フルボディで厚みあり、余韻は30秒くらいでしょうか?きりりとしたエレガントなミネラル感を残して去っていきます。
とても力強く全体的に肩肘張っているような状態だったので空気を抜いて一旦セラーで一休み。
二日目、硬さがいくらか収まりライチや白桃などの甘い果実をほんのりと、またローストしたブリオッシュのような熟成香も感じます。
リッチでエレガントであることは間違いありませんが、樽由来のナッティな風味は少しあざといくらいの存在感です。
まさにハリウッド女優のような存在感、彼女が歩けばたいていの男は跪かずにはいられない、そんな主張の強いワインです。
総評
カリフォルニアのシャルドネを語るとき、パルメイヤーは外すことができないポテンシャルと話題性があります。
パルメイヤーの2015年ヴィンテージ、ワイン・スペクテーター誌で「2017年トップ100ワイン」において第9位、シャルドネとしては世界第1位に選出されております。
そしてパルメイヤーを語るとき、ハリウッド映画「ディスクロージャー」の存在も忘れてはなりません。
劇中でデミ・ムーアが秘書に対して「パルメイヤーを外すことができないから絶対に用意するように」と伝え、パルメイヤーを通じて強欲で官能的なシーンを演出しております。
そんな映画のイメージからか、強欲で傲慢、リッチでエレガントなスタイルながらもわがままなハリウッドスターを思い浮かべるようなワインと感じました。
※映画のイメージに引っ張られるまさろうはまだまだ青二才です・汗
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まさろうがこのとき頂いた2010年ヴィンテージはおよそ5年の熟成期間を経て(5年で熟成と言えるだろうか)開けたわけですが、予想通り非常にフレッシュで硬く樽のお化粧が色濃く残る重いワインの印象でした。
まぁ、このへんは好き嫌い別れるところではあるとは思いますが、まさろうの強欲な希望からすると少し物足りませんでしたね。
もちろんワインの出来が悪いという意味ではなく、あと10年くらいは寝かせて、円熟味がある華麗なスタイルを楽しみたいと思いました。
とはいえ、この時でも十分美味しく素晴らしいポテンシャルを持つワインであることに変わりはありません。
しかしシャルドネという品種は、テロワール(土地の力)の違いはもちろんですが、造り手によってそのスタイルは千差万別に化ける、融通無碍なぶどう品種という事を改めて感じました。
そしてカリフォルニアというのはシャルドネの銘醸地であることは間違いなし、ブルゴーニュのモンラッシェやコルトン・シャルルマーニュに匹敵するポテンシャルがあります。
パルメイヤー・シャルドネ2010のまとめ
パルメイヤーのシャルドネは強欲で傲慢なハリウッドスターを思わせるリッチでエレガントな容姿のワインです。
記念日ワインとしてパートナーとゆっくりした時間を楽しむより、一人ワインとしてじっくり楽しむのがいいのではないでしょうか?
むしろちょっと強烈なキャラクターのワインなので、パルメイヤーの強すぎる存在感が「主役は私よ!」と、二人の間に強引に割って入ってしまうのでは!?
ビジネスシーンでこういうネタモノ(?)ワインを提供すれば、野心的なプロジェクトを進めるための強力な後押しとなるかもしれません。
映画の話題もそうですが、パルメイヤーのもつパワフルな存在感、甘美な旨味と余韻でビジネスの相手もイチコロになるやも!?
いずれにしてもパルメイヤーのシャルドネは強烈極旨、一筋縄ではいかない恐るべきポテンシャルを持つワインです。
パルメイヤー
豪華絢爛
花盛り
近づく男を
みなひれ伏さす
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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