【女子会ワイン】カスターニョ・ヘクラ・モナストレル2017(感動7)ジャンゴ・ラインハルトと共に!
美味しいワインは国境を越えて目がないまさろうです。
ジャンゴ・ラインハルトのマイナー・スウィングにぴったりのワインと言えばこれ!
「こら、まさろう!ジャンゴ・ラインハルトを冒とくするようなことは許さんぞ!」
そう、きついお叱りを受けそうで恐縮ではありますが、まさろうがこのワインを飲んでいる時に頭によぎったメロディがこれでした。
モナストレル=ムールヴェードル単一(100%)で造られ、2001年のワイン・アドヴォケイト(世界的に大きな影響力をもつワイン評価誌)でパーカーポイント90点を叩き出し一躍脚光を浴び、日本の様々なショップでもよく目にするようになりました。
※なんでも日本国内でめちゃくちゃ売れているとかいないとか?!
そんなスペインのイェクラで造られる、カスターニョ・ヘクラ・モナストレル2017を紹介いたします。
Castaño Hécula 2017
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :スペイン
生産地 :イェクラ
生産者 :ボデガス・カスターニョ
品種 :モナストレル(100%)
タイプ :女子会ワイン、みんなでワイワイン
バリュー:デイリーワイン
嗜み日 :2020年3月
香り(7)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(6)🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(6)🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(7)💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
濃いルビー色、縁までいっぱいの赤紫がいきいきとしております。
ディスクの厚みは赤ワインにしては中庸、脚は多くまずまずの粘度があります。
香り
カシス、ブルーベリー、シロップのような甘い香りはなかなかに濃厚です。
香りのボリュームはまずまずで少し青っぽいハーブ、ローストした木樽、タバコのニュアンスもほんのりあります。
蟻を思わせる甘苦いニュアンス、また涼やかな小川をイメージできるミネラル感もあります。
味わい
刺すようなシャープなアタックです。
酸味はすっきりしていながらも鋭く甘味は穏やか、タンニンはざらつきがあり厚みはないものの口の中をティッシュで拭うような収斂性もあります。
ミディアムボディで構造は中庸、フィニッシュはすっきり15秒くらいで墨汁のようなミネラル感とタバコっぽい少しスモーキーなフレーバーをともなって過ぎていきます。
二日目はシャープな酸味も落ち着き果実の甘さといいバランスを整えます。
ざらついていたタンニンもこなれて甘く噛めるようになります。
複雑さや奥深さはないものの、キレのよい酸味としっかりした果実の甘味はバランスがよく、ぐいぐいと飲めちゃうワインです。
総評
モナストレルは一般的にはムールヴェードルとも呼ばれ、南フランスのローヌ地方やプロヴァンス地方、スペインやアメリカ、オーストラリアなどで栽培されているぶどう品種です。
歴史的に正確な原産地を特定することはできないものの、スペインが原産地である可能性が高いと言われております。
またモナストレルはロゼワインの生産に人気の品種とされ、オーストラリアではグルナッシュ、シラーと共にブレンドされることが多く、頭文字をとって「GSM」と呼ばれております。
「ムールヴェードル=モナストレルは果実の香りが強くブラックベリーやジビエの香りのニュアンスがある」と評価されておりますが、香りが高く青っぽさと野性味のあるスタイルはモナストレルの特徴をよく表せているようにまさろうも思います。
初日は少し元気が良すぎでしたが、二日目は全ての角が取れていい感じで丸くなっており非常に飲みやすく楽しめました。
ある程度の熟成に耐える力強さもあり、ヴィンテージによってはかなりの高パフォーマンスを期待できるワインだと思います。
カスターニョ・ヘクラ・モナストレル2017まとめ
モナストレル単一でこれだけのポテンシャルを発揮するとはちょっとした驚きです。
いわゆるリッチさとかエレガントさといった上品さはありませんが、親しみやすくしっかりしたコク、そして飲み応えがあり、バランス感覚に優れたワインです。
ごってりした脂身のある肉料理やジンギスカンなんかとも相性ばっちり!女子会ワインとして、みんなでワイワインとしてガツガツお肉を食べながらゴクゴクこのヘクラを飲んで語り合えば最高の会になることは間違いありません。
まさろうがあまり好きではない言葉ではありますが、「コスパいいね!」のワインとして非常におすすめです!
※品質を考慮せずに「価格が安い=コスパがいい」という安直な感じで使いまくるのが苦手なだけです。品質がよくて安いに越したことはありません・汗
ちなみにまさろう的にはこのヘクラのワインを飲んでいる時、ジャンゴ・ラインハルトのマイナー・スウィングが頭に流れてきました。
Django Reinhardt - Minor Swing - HD *1080p
物悲しくもどこか退廃的な明るさがあるメロディ、哀愁のあるリズムに乗った抒情的なビブラートは思わず踊り出したくなり、それでいてほろ苦い余韻を残してすっと過ぎていくスタイルがぴったりのイメージです。
タバコをくゆらせながらキターを引いているアルバムジャケットも、このヘクラのイメージに共感させられましたね。
ヘクラの音楽のマリアージュはジャンゴ・ラインハルトで決定!
あなたも一度、ジャンゴ・ラインハルトのマイナー・スィングにあわせてこのヘクラを楽しんでみてはいかがでしょうか?
スペインの
実力を知る
モナストレル
こりゃうめーぞと
みなで膝打ち
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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