【記念日ワイン】ルイ・ラトゥール・コルトン・シャルルマーニュ1985(感動10)人生ベスト10!ひっくり返った白ワイン!

美味しいワインは赤、白問わずに目がないまさろうです。

 

あなたは酔っ払っている時にワインを飲んで目が醒めた経験ありますか?

 

「何をバカなことをいってやがる。」そんな手厳しいツッコミを入れられそうで恐縮ではありますが、実際にまさろうはさんざん飲んでいい感じに酔っぱらっているときにこのワインを飲んで完全に目が醒めた経験があります。

 

それほどに強い衝撃と感動を受けました。

 

どんなに酔っ払っていても一瞬で目が醒める、飲み手をひっくり返らせるポテンシャルを持つルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュを紹介いたします。

 

 

Louis Latour Corton Charlemagne 1985

ワイン情報

種別  :白ワイン

生産国 :フランス

生産地 :ブルゴーニュ アロース・コルトン

生産者 :ルイ・ラトゥール

品種  :シャルドネ(100%)

タイプ :記念日ワイン、一人ワイン

バリュー:プレミアムワイン

嗜み日 :2015年5月

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まさろう評価

香り(9)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

甘味(10)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇

酸味(8)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋


感動(10)💖💖💖💖💖💖💖💖💖💖

 ※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆

 

テイスティングノート

色調

とても濃い黄金色、少しくすんだ色合いです。

 

ディスクに厚みあり、グラスを滑る脚は少なく粘度はなかなかの高さです。

 

香り

洋ナシマンゴーパイナップルのような熟した果実の香りがとても華やか、バニラ焦がしたキャラメルのような甘いスパイスもあります。

 

スワリングすると香りのボリュームが増し、ブリオッシュトーストのような香りも伴いグラスの中で噎せ返るように香りが攪拌していきます。

 

柑橘系の爽やかな花のニュアンスもあり、途轍もないワインの予感です。

 

味わい

とろみのある濃厚なアタックです。

 

酸は柔らかく甘味はとろっと濃厚、それでいていやな重さはなくシャープな切れ味もあります。

 

余韻もとても長くナッツやブリオッシュのような甘味、キレのよいミネラルを伴っていつまでも口の中を反芻し続けます。

 

アミノ酸由来の出汁の旨味と果実の甘さ、酸とアルコールがしっかりとワインの骨格を作り超絶エレガントなスタイルです。

 

壮大なスケール、オイリーでナッティな旨味で思わず頬がゆるみ、魂をとろけさせるように官能を揺さぶります。

 

1時間も過ぎると果実の園でスキップしているような(アホな表現でほんますんません・汗)そんな心地よい感動をもたらせます。

 

30年もの時を経過していながらもフレッシュで芳醇、超絶エレガントなコルトン・シャルルマーニュで昇天させられました。

 

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※お気に入りのバーに持ち込みで頂きました!画像が暗く見えにくくてほんますんません・汗

 

総評

まさろうがこのとき開けたルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュ、ワインの先達である友人と一緒に開けたものでした。

 

その日はいつも通りに(?)昼過ぎから会食、立ち飲み屋台にはじまりレストランやワインバーを回り、いい感じで酔っぱらっている状態でその友人の持ち込みでコルトン・シャルルマーニュを開けることになりました。

 

話も尽きず、知人のセラーにストックしてある珠玉のヴィンテージを開けよう!と、程よい酔い加減も手伝って勢いに任せてバーに持ち込み開けたのです。

 

1985年ヴィンテージということで30年もの月日を経過したワイン、いくらコルトン・シャルルマーニュとはいえさすがに枯れて始めているでしょ?そんな予想はあっけなくも見事打ち砕かれました。

 

そしてコルトン・シャルルマーニュのポテンシャルを完全に舐めていたことを思い知らされました。

 

その日は昼過ぎから飲み歩き、さんざん飲んだくれたあとに開けるという暴挙を行いましたが、抜栓して香りをかぎ一口に口に含むとそれまでの酔いは一気に吹っ飛びました。

 

「これはヤバい!な、なんたるうまさ!!」と、友人とともにひっくり返った次第です。

 

ちなみにルイ・ラトゥールは200年以上も続く、ブルゴーニュを代表する家族経営の生産者です。

 

コルトン・シャルルマーニュの産みの親と言われているのは19世紀の終わり、フィロキセラ(ぶどうの樹に致命的なダメージを与える虫)によって壊滅した畑にはそれまでアリゴテとピノ・ノアールが植えられておりました。

 

その畑をすべてシャルドネに植え替えるという暴挙(?)により、コート・ド・ボーヌの中でモンラッシェと双璧をなすと言われるコルトン・シャルルマーニュが生まれます。

 

こちらもあちらもとんでもない暴挙によりあり得ない感動がうまれたという事ですね。

※って、暴挙の意味が違いますよね。ほんますんません・汗

 

 

ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュ1985のまとめ

まさろうはこれ以降、ルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュを頂く機会が何度かありましたが、この時に飲んだ1985年ヴィンテージのルイ・ラトゥールを超える感動に出逢ったことはありません。

 

30年に渡る長い熟成を経ることで、そのポテンシャルが完全に花開いたということでしょうか、、、コルトン・シャルルマーニュのポテンシャルや恐るべし。

 

惜しむらくはコルトン・シャルルマーニュのバックヴィンテージと出会う事はなかなかないので、もし見つけた時は何としても手に知れて堪能すべき傑作です。

 

ちなみにまさろうはこの時、モーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク、第二楽章」のメロディが浮かんできました。

 

いい感じに酔っぱらいテンションが上がっている状況にも拘わらず一瞬で静謐な時の世界へ。。。

 


モーツァルト: アイネ・クライネ・ナハトムジーク:第2楽章[ナクソス・クラシック・キュレーション #ロマンチック]

 

アイネ・クライネ・ナハトムジークのゆったり流れるメロディとアンダンテのリズムが、混濁したせわしい喧噪の世界から、悠久の時が流れる甘美な音楽とワインの世界に引き込まれるような、まさに意識消失といった感覚に陥りましたね。

 

マジでやばかったです。

 

さぁ、あなたはルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュにどんな情景を思い浮かべるでしょう?!

 

ここで一句

コルシャルよ

嗚呼コルシャルよ

コルシャルよ

ひっくり返った

君に乾杯

   、、、お粗末さまでした

 

あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。

 

お読み頂きありがとうございました。

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