【ビジネスワン】シャトー・コルバン2009(感動8)メルロー爆弾が炸裂しました!
美味しいワインに目がないまさろうです。
ん?メルロー爆弾が炸裂!?メルロー爆弾が炸裂とは一体何ぞや!?
はい、まさろうが勝手に使っているテイスティング用語です・汗
メルロー主体のワインに感じる身が詰まったストレートな果実味が口の中で炸裂した時の表現として使っております。
そんな「メルロー爆弾が炸裂」したサン・テミリオンのグラン・クリュ・クラッセ、シャトー・コルバンを紹介いたします。
むむむ、、、感じるぞ!?まさか、ここにもあの魔術師の魔の手が!?
Chateau Corbin 2009
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :フランス
生産地 :ボルドー サン・テミリオン
生産者 :シャトー・コルバン
品種 :メルロー(80%)カベルネ・フラン(20%)
バリュー:贅沢ワイン
嗜み日 :2015年12月
香り(7)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(9)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(8)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(8)💖💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
濃くダークなガーネット色、縁までいっぱいに赤紫の色調はいきいきとしております。
ディスクは赤ワインにしては中庸、脚は多く粘度もそれなりにあります。
香り
チェリーやプラムなど赤黒い果実の香りは濃厚です。
果実の香りの奥に、ハーブのスパイス、また湿った草、なめし革などの少しスモーキーな香りもあります。
スワリングすると果実の香りのボリュームが増し、部屋全体が果物屋さんになったようです。
味わい
丸く柔らかいアタックです。
いきいきとした酸味は弱く濃厚な果実の甘味はトスンと舌にのっかります。
タンニンの量は多くないものの密度があり少しざらついて刺々しさを感じますが収斂性はありません。
ミディアムボディからフルボディでワイン構造はしっかりしております。
フィニッシュは20秒くらいでしょうか?すっきりしたミネラル感とほのかな苦みを残して過ぎていきます。
抜栓直後ということもあってか、いまひとつバランスがぎこちなく一旦空気を抜いてセラーで一休み。
二日目はざらついていたタンニンもこなれ甘く噛めるようなニュアンスに、ジャムやフルーツケーキのような甘味も感じるようになります。
深遠な奥行、スケールの大きさは感じないないものの、骨格がしっかりしておりチャーミングでふっくら豊かな果実味が満載!クイクイ飲めるワインです。
総評
シャトー・コルバンはサン・テミリオンで14世紀から続く伝統ある老舗のシャトーです。
サン・テミリオンの格付けシャトーは以下の通り
1.プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA【4シャトー】
2.プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB【14シャトー】
3.グラン・クリュ・クラッセ【64シャトー】
※2020年3月現在、メドックの格付けと違いサン・テミリオンの格付けはおよそ10年毎に更新されます。
シャトー・コルバンは栄えあるグラン・クリュ・クラッセの認定を得ておりその品質の高さは折り紙付きです。
シャトー・コルバンのある畑は「コート」と呼ばれるサン・テミリオンの町を囲む石灰岩系の丘陵地帯、「グラーヴ」と呼ばれるポムロールとの境界に近い石灰質と砂・粘土の斜面の2つの地域の特性をもっております。
また、シャトー・コルバンはサン・テミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセA、サン・テミリオンでもっとも豪華で凝縮感に溢れた美しいワインを造りだすシャトー・シュヴァル・ブランと地続きの土壌となっていることも見逃せません。
シャトー・シュヴァル・ブランといえば、同じサン・テミリオンのオーゾンヌと並ぶトップシャトーです。
メドックの五大シャトーとこの二つのシャトー、更にソーテルヌの世界最高峰の貴腐ワイン「シャトー・ディケム」を含めて、ボルドーの「八大シャトー」なんて言われることもあるプレミアムなワインです。
まさろうの個人的見解からしても、シャトー・コルバンにはシュヴァル・ブランを彷彿とさせる豊かな果実と凝縮感を感じます。
ちなみに、現在のオーナーであるアナベラ・クリューズ女史のいとこは、シャトー・ディッサン(マルゴー格付け3級)のマネージャーであるエマニュエル・クルーズです。
更にシャトー・コルバンの高い品質を支える人物として忘れてはならないのがメルローの魔術師の異名をもつミシェル・ローランの存在です。
2006年からミシェル・ローランのチームの一人、エノロジストであるジャン・フィリップ・フォールがコンサルタントとしてシャトー・コルバンの品質向上を支えております。
※エノロジストとはぶどうの栽培、収穫、醸造、瓶詰に至る全ての工程を企画、監督するスペシャリストのことです。
「ミシェル・ローラン!?またお前か!」と、ツッコミを入れたくなってしまいますが、やはりその実力は高いと言わざるを得ません。
まぁ、実際わかりやすく飲みやすく美味しいワインであるのは間違いありませんけどね。
シャトー・コルバン2009のまとめ
シャトー・コルバンはメルロー爆弾炸裂!ストレートな果実味を存分に楽しめる極旨ワインです。
手前味噌で恐縮ではありますが、メルロー爆弾とはまさろうが独自につけた表現で、果実味が豊かなぶどう品種であるメルロー由来の濃厚な果実味が口の中で炸裂するときに使っております。
もしよければあなたのテイスティングコメントでご活用くださいませ・汗
約6年の熟成期間を経てシャトー・コルバンを飲みましたが、丁度よいバランスだったのではないかと思います。
もっとも、あと10年くらいの熟成に耐える力強さ、ポテンシャルがあるかと思いますが、若くして飲んでも十分に楽しめるワインです。
シャトー・コルバンはサン・テミリオンのワインらしい凝縮感と豊かな果実味を感じながらもチャーミングで近づきやすく女性ウケも間違いなし!
ビジネスシーンで活用するならば、シャトー・コルバンのふっくら豊かな明るい果実味を堪能しつつ、シャトー・シュヴァル・ブランと地続きの土壌であるというストーリーについて話題を広げてゆけば難しい商談もきっと成功に!?
シャトー・シュヴァル・ブランは数万円~ヴィンテージによっては数十万円の価格がついておりますが、シャトー・コルバンは贅沢ワインレベル(現在の一般的な市場価格は5000円くらい)で購入ができます。
それでいて価格に似合わぬポテンシャルを発揮する、隅に置けないなかなかの優れものです!
今日もまた
メルロー爆弾
炸裂さ
コルバン飲んで
華やぎの時
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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