【ビジネスワイン】マタンザス・クリーク・ワイナリー・メルロー2004(感動7)ペトリュスクローンって!?

美味しいワインと太陽のめぐみに目がないまさろうです。

 

あなたはペトリュスクローンで造るワインと聞いてどんなワインを想像しますか?

 

ペトリュスといえばフランスのボルドー、ポムロームで造られる超プレミアムワインです。

 

生産量が極めて少なく(年間の生産量は多くても2500ケース、つまり多くても毎年30000本しかリリースされません!)投機的な目的でも取引される為、ワインそのものの味わい以上にあり得ない価格で取引されております。

 

そんなワイン愛好家垂涎の的であるペトリュスのクローンを使い、カリフォルニアの雄大な自然と太陽のもとで育まれて造られるワインがこちら。

 

マタンザス・クリーク・ワイナリーのメルローを紹介いたします。

 

 

Matanzas Creek Winery Merlot 2004

ワイン情報

種別  :赤ワイン

生産国 :アメリカ

生産地 :カリフォルニア ソノマ・カウンティ

生産者 :マタンザス・クリーク・ワイナリー

品種  :メルロー(100%?) ※カベルネ・ソーヴィニョンもほんの少量ブレンドされているかもしれません。

タイプ :一人ワイン、ビジネスワイン

バリュー:贅沢ワイン

嗜み日 :2015年5月

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まさろう評価

香り(7)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

甘味(9)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇

酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋

タンニン(7)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷


感動(7)💖💖💖💖💖💖💖💖

 ※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆

 

テイスティングノート

色調

とても濃いガーネット色、縁までいっぱいの赤紫がいきいきした雰囲気を感じさせます。

 

ディスクは厚くグラスの内側を滑る脚の量も多く粘度も高めです。

 

香り

ラズベリーブラックチェリーなど完熟した赤黒い果実の香りのボリュームは大きいです。

 

ミントタイムなどのスパイス、トースト焦がした樽のようなニュアンスもあります。

 

スワリングすると香りのボリュームが広がり部屋が果実畑になったようです。

 

味わい

とっぷりとした濃厚なアタックです。

 

硬い酸味は弱め、ぶどうのもつ濃厚な甘味はとっぷり重くのしかかります。

 

タンニンは肉厚で少し角張っているもののキメの細かさはあり、余韻が長くあとに墨汁インクのようなミネラル感、少し苦みを伴って去っていきます。

 

抜栓当日はまだまだ硬くそのポテンシャルを発揮するには時間が必要だろうということで例によって空気を抜いてセラーで一休み。

 

二日目は角張っていたタンニンと酸、熟した果実の甘さがマッチして非常にまろやかでエレガントなスタイルへ様変わり。

 

強い果実の甘さに加えてバターバニラのフレーバーも広がります。

 

凝縮感に溢れてとにかくストレートでジューシー、メルロー爆弾が炸裂しました!

 

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※なぜ南アルプスの天然水が背景に!?雑な写真で見にくくてほんますんません・汗

 

 

総評

マタンザス・クリークはソノマ・カウンティなかでも人工物の少ない自然豊かな僻地にあります。

 

そんなマタンザス・クリークのメルローはカリフォルニアでも屈指の高い評価を誇るワイン、その評価の高い理由は何を隠そう泣く子も黙るフランスはボルドー、ポムロールの超プレミアムワイン「ペトリュス」の枝木を持ち込んで栽培されているからです。

 

カリフォルニアのソノマで造られるワインにパーカーが初めて100点を付けたカルトワイン「ヴェリテ」の醸造家ピエール・セイヤンが、マタンザス・クリークにペトリュスで栽培されているメルローの枝木を持ち込んだそうです。

 

これによりペトリュスのクローンが誕生し、マタンザス・クリークのベネット・ヴァレーの畑で見事に成功を収めます。

 

それにしてもパーカーポイントの影響力は恐るべし、、、どこもかしこも何かというとパーカーポイント〇〇を獲得した!というのが出てきます。

 

まぁ、もちろんパーカーポイントが高いワインは、わかりやすく美味しいですけどね。

 

そんな経緯がありマタンザス・クリークのメルローは一躍有名になり世界的に認められることになりますが、やはりその印象としてはポムロールのメルローに非常に近いかと思います。

 

しかしながら、ポムロームのメルローよりもより凝縮感に溢れ燦燦と輝く太陽のような開放的な印象をまさろうは受けました。

 

カリフォルニアの太陽がそうさせるのか、ベネット・ヴァレーという豊かな土や水や空気がペトリュスクローンのポテンシャルをそう導くのか。

 

マタンザス・クリーク・ワイナリー メルロー2004のまとめ

マタンザス・クリークのメルローは早飲みするのにはもったいないワインです。

 

もちろん早飲みしても問題はありませんが、可能であれば最低でも10年の熟成を開けてから飲むべきワイン、もし早く飲むのであればデカンタするか飲む1日前から開けておく事を強くおすすめします。

 

例えばビジネスシーンにおいて、もし相手がワインの愛好家であればこのワインを用意することで、ペトリュスクローンで造られるベネット・ヴァレーのポテンシャルについて話題も花開き、難しい商談もすいすい決まるかもしれません。

 

長期熟成に耐えるポテンシャルをもつカリフォルニアの太陽のもとで育まれたワイン、メルロー爆弾の炸裂を十二分に堪能できる作品です。

 

ちなみにメルロー爆弾とは、まさろうが独自に作った表現です。

 

メルローがもつ豊かな果実味が口の中で爆発した!そんな時に使っていただければ幸いです・汗

 

ここで一句

ペトリュスの

枝木で造る

クローンは

ベネット・ヴァレーで

メルロー炸裂

   、、、お粗末さまでした

 

あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。

 

お読み頂きありがとうございました。

 

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