【記念日ワイン】キスラー・ダットン・ランチ・シャルドネ2005(感動9)カリフォルニア・シャルドネの王!
美味しいワインと神社仏閣などの古跡に目がないまさろうです。
あなたは古跡に咲く梅花のようなワインと聞いてどんなワインをイメージしますか?
まさろうは神社仏閣などの古跡めぐりが大好物で、暇を見つけては日本各地の名所を訪れます。
張りつめた空気の中、古跡に佇む梅花のような気高く気品に満ちたキスラーのシャルドネ、ダットン・ランチのぶどうで造られたこちらの白ワインを紹介いたします。
- Kistler Dutton Ranch Russian River Valley Chardonnay 2005
- キスラー・ダットン・ランチ・ロシアン・リヴァー・ヴァレー・シャルドネ2005のまとめ
Kistler Dutton Ranch Russian River Valley Chardonnay 2005
ワイン情報
種別 :白ワイン
生産国 :アメリカ
生産地 :カリフォニア ソノマ・コースト
生産者 :キスラー・ヴィンヤーズ
品種 :シャルドネ(100%)
タイプ :記念日ワイン、ビジネスワイン
バリュー:デイリーワイン、贅沢ワイン、プレミアムワイン
嗜み日 :2014年10月
香り(8)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(7)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(9)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
感動(9)💖💖💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
淡い黄色、少し緑色のニュアンスもあります。
ディスクは白ワインにしては中くらいで少し濁りもあり清澄度はふつうです。
香り
アプリコットやグレープフルーツ、白系果実の香りはとてもフレッシュです。
スワリングすると香りのボリュームが広がり、スミレや百合など白い花の香り、ローストしたナッツや蜜蝋のような芳ばしい香りも感じます。
更に奥には火打ち石やマッチのようなミネラル感もあります。
冷涼な空気を感じながらも、ただならぬワインの予感です。
味わい
アタックはシャープな酸味を強く感じます。
酸に隠れて甘味は穏やか、ボディはスマートでみずみずしいミネラルを感じます。
余韻はとても長く、青りんごやライムなどのフレッシュな果実の余韻が残ります。
数時間を経て温度もあがると硬かった酸味がいくぶん落ち着き、隠れていた甘味が徐々に姿を現します。
豊かなぶどうの甘味はシャープな酸に支えられとても濃密、それでいてしっかり辛口でミネラル感を併せ持ち心地よい喉越しをもたらせます。
ブリオッシュのような甘味も感じ、味わいと香りが多重的でスケールの大きさを感じました。
古跡に佇み、風雅を感じさせる樹齢を重ねた梅花のようなイメージのワインです。
総評
ダットン・ランチはキスラーが創設当初手に入れた畑です。
この畑はソノマ・カウンティの中心部にあり、元はりんご農園だったそうですが、1979年からぶどうを植えワイン造りを始めました。
ソノマの夏は長く乾燥した暖かい日が続き、冬は短く比較的湿度が高めなのが特徴です。夏季の平均最高気温は26度で最低は12度、冬季は最高13度で最低は3度と冷涼な土地でありながらも寒暖の差が激しいのが特徴です。
たいへん涼しい気候によりピノ・ノアールとシャルドネの栽培に適した場所であるといわれております。
泥質と砂質で構成される「ゴールドリッジ」と呼ばれる土壌は非常に水はけがよく、30年を超える樹齢の高い樹よりポテンシャルの高いぶどうが造られます。
キスラー・ヴィンヤーズは「カリフォルニア・シャルドネの王」と称されるスティーヴ・キスラー氏を中心とするファミリーによって1978年にカリフォルニアのロシアン・リヴァー・ヴァレーに創設されました。
キスラー設立当時、カリフォルニアでは近代的なステンレスタンクを用いて醸造を行うのが主流でしたが、キスラーはフレンチオークでアルコール発酵とマロラクティック発酵を実施、野生酵母を使用し清澄やフィルタリングは行わず、そのまま樽の中で熟成させるというブルゴーニュ同様のワイン造りを実践しました。
現在10ヵ所以上に所有する自社畑から、ブルゴーニュのように畑の名前を冠してワインをリリースするスタイルをとっております。
まさにブルゴーニュのグラン・クリュを思わせるような気高くシャープでエレガントなワインが生み出されております。
キスラー・ダットン・ランチ・ロシアン・リヴァー・ヴァレー・シャルドネ2005のまとめ
キスラーは張りつめた緊張感のある空気の中、泰然自若に凛々しく佇む梅花のイメージ、それは神社仏閣などの古跡がとても似合います。
そのクオリティの高さは本家ブルゴーニュのワインを超えることもある傑作を作り出しており、まさろもブルゴーニュで造られる銘醸白ワイン、ムルソーやモンラッシェに似た風格を感じます。
一人でじっくりキスラーと向き合って堪能するのもいいですが、これはぜひ愛するパートナーとちょっとリッチでエレガントな時間を過ごす時に開けるべきワインです。
キリリと冷やしてスタート、徐々に温度を上げで梅の花が開花していく様を楽しんで下さい。
あぁ、思い出すだけで飲みたくなってきたー!
キスラーを
飲めば瞬間
ドコでもドア
蝋梅佇む
古跡よいずこ
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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