【記念日ワイン】ドメーヌ・ルイ・モロー・レ・クロ2006(感動7)特級シャブリの実力やいかに!?

美味しいワインに目がないまさろうです。

 

あなたはシャブリに4つのアペラシオン(等級)があるのはご存じですか?

 

1.Chablis Grand Cru

 (特級)シャブリ・グラン・クリュ

2.Chablis Premier Cru

 (1級)シャブリ・プルミエ・クリュ

3.Chablis 

 シャブリ

4.Petit Chablis 

 プティ・シャブリ

 

と、なります。

 

「牡蠣とシャブリ」という格言(?)は有名ですが、乱暴に言えばこの言葉は下位アペラシオンで造られるシャブリにのみ当てはまる言葉です。

 

それじゃ特級であるグラン・クリュのシャブリって?

 

その答えはこちら、ドメーヌ・ルイ・モローのシャブリ・グラン・クリュ、レ・クロで説明いたします。

 

 

Domaine Louis Moreau Chablis Grand Cru Les Clos 2006

ワイン情報

種別  :白ワイン

生産国 :フランス

生産地 :ブルゴーニュ シャブリ

生産者 :ドメーヌ・ルイ・モロー

品種  :シャルドネ(100%)

タイプ :記念日ワイン、女子会ワイン

バリュー:贅沢ワイン

嗜み日 :2015年12月

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まさろう評価

香り(7)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

甘味(7)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇

酸味(8)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋


感動(7)💖💖💖💖💖💖💖

 ※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆

 

テイスティングノート

色調

黄色味が強いやや濃い黄金色、清澄度は高く光にかざすとキラキラ輝きます。

 

ディスクは厚くグラスを滑る脚も多く粘度は高めです。

 

香り

白桃洋梨のような果実の香りは穏やか、シトラスなど柑橘系の花のイメージもあります。

 

スワリングすると香りのボリュームは増し、バター焦がしたアーモンドのようなブーケを感じます。

 

ほんのり香ばしい樽香がありほどよい熟成を感じます。

 

味わい

シャープできりりとしたアタックです。

 

酸味は厚みがありながらも硬く甘味はまだその姿を見せずに奥に控えてます。

 

ボディはしっかりとした太さとコクもあり、フィニッシュは20秒くらいでしょうか?キレのよいミネラル感とレモンの皮をかじったような苦みを残して去っていきます。

 

時間が経ち温度が上がると隠れていた甘味が前に出て、マンゴースターフルーツのようなフルーティで濃厚な果実の甘みも感じるようになります。

 

パワフルでコクがありしっかり厚みのある酸は上品、豊かな果実味とのバランスもよく飲み応えのあるエレガントなシャブリです。

 

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※グラン・クリュという文字を見るとワクワクしてしまうのはまさろうだけでしょうか・汗

 

総評

シャブリは4つのアペラシオン(フランスの農業法に基づいたワイン原産地を示す呼称)に分かれております。

 

1.Chablis Grand Cru

 (特級)シャブリ・グラン・クリュ

2.Chablis Premier Cru

 (1級)シャブリ・プルミエ・クリュ

3.Chablis 

 シャブリ

4.Petit Chablis 

 プティ・シャブリ

 

今回頂いたルイ・モローのシャブリはレ・クロというシャブリのグラン・クリュ、つまり特級畑で造られたぶどうで、グラン・クリュのなかで最も広く人気のある畑がこのレ・クロです。

 

特徴としてはパワフルで果実味も豊か、長期の熟成にも耐えるポテンシャルのワインが造られます。

 

そしてシャブリ全体の特徴として言えるのはキンメリジャンと呼ばれる石灰石の土壌、約1億5千万年前のジュラ紀後期に遡る地層で、貝殻や粘土、石灰を含み表面は石灰岩の破片におおわれています。

 

キンメリジャンで栽培されるシャルドネは、独特のミネラル溢れる風味がキレのよい辛口のワインを生み出します。

 

「牡蠣とシャブリ」という格言(?)は有名かと思いますが、生牡蠣のような鮮度の高い魚介類は果実味が豊かなワインとは合いません。

 

つまり今回頂いたグラン・クリュのシャブリは濃厚なバターを使った手の込んだフレンチなどと合わせるのがベストです。

 

上品な酸味と豊かなコクのある果実味は女性にも受け入れやすいスタイル、ちょっといいレストランでデートの時に活用すると相乗効果は倍増すること間違いありません。

 

ドメーヌ・ルイ・モロー シャブリ グラン・クリュ レ・クロ2006のまとめ

シャブリのグラン・クリュ(特級)レ・クロは長期の熟成にも十分に耐えるポテンシャルがあります。

 

この時およそ10年の時を経て開けましたが、いきいきしたフレッシュな酸と豊かな果実の旨味は十分に堪能できました。

 

むしろあと5~6年は余裕で熟成ができるポテンシャルがあるのではないかと思いますね。

 

イメージとしては、ブルゴーニュの上品な白ワインとして愛好家も多いムルソーのワインに近いイメージです。

 

ムルソーもまたシャブリと同じく、ジュラ紀に形成されたミネラル成分が豊富に含まれている白色泥灰土を含む石灰岩層で栽培されているシャルドネで造られます。

 

この点がシャブリとの共通点かもしれませんね。

 

ちなみにまさろうはこの時ドメーヌ・ルイ・モロー単体と軽いおつまみだけで頂きましたが、正直ワイン単体だけで感動したかというと少々物足りない印象でした。

 

バランスもよく決して悪いワインではありませんが、あと一押しなにかが欲しい!それはきっと、料理とのマリアージュで完成するのではないかと思った次第です。。

 

ドメーヌ・ルイ・モローのグラン・クリュ、レ・クロは上品でエレガント!大切なパートナーとの記念日にちょっといいお店で手の込んだ料理と合わせて頂きましょう。

 

ここで一句

パワフルな

シャブリのレ・クロは

グラン・クリュ

ルイモローにより

気高く上品

   、、、お粗末さまでした

 

あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。

 

お読み頂きありがとうございました。

 

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