【みんなでワイワイン】ドメーヌ・ベッサ・ヴァレー・エニーラ2014(感動7)紋章は伯爵の心意気!?
美味しいワインをめぐる探求の旅を続けているまさろうです。
あなたはブルガリアといえば何を想像しますか?
日本でメジャーなところだとブルガリアヨーグルトでしょうか?
まさろうはずばり鳴戸親方、元大関の琴欧州関ですね。
得意の右四つからの攻めは安定感抜群、スポーツマンシップに溢れ紳士な姿がとても素敵な関取でした。
さて、今日はブルガリアがうんだ至宝、ドメーヌ・ベッサ・ヴァレー エニーラを紹介いたします。
Domaine Bessa Valley Enira 2014
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :ブルガリア
生産地 :パザルジク
生産者 :ベッサ・ヴァレー・ワイナリー
品種 :メルロー シラー カベルネ・ソーヴィニヨン プティ・ヴェルド ※詳細なブレンド比率はわかりませんでした。
タイプ :みんなでワイワイン、ビジネスワイン
バリュー:デイリーワイン
嗜み日 :2020年2月
香り(7)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(6)🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(5)🍷🍷🍷🍷🍷
感動(7)💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
赤い色調が強いガーネット色です。
脚は多くグラスを滑る速さはゆっくりでアルコールの高さを窺えます。
香り
まずアプリコットやラズベリーなど、赤黒い種の多い小さな果実の香りです。
スワリングすると香りのボリュームはそのままに、チョコやバターケーキのようなほの甘いクリーミーなニュアンスがあります。
奥には墨汁やインクのようなミネラル感も少し感じます。
味わい
きりりとシャープなアタックです。
酸味は強く甘味はすっきり奥に控え、きめ細かいタンニンは細くボディはミディアムでスケールは小ぶりです。
余韻はCM一個分の15秒くらいでしょうか、フレッシュな酸味の利いた果実の後味はすっきり、ジャスミンやリコリスのようなハーブの香りをわずかに感じます。
二日目は強かった酸味が収まり果実の甘味とタンニンの甘味が前に出てきてちょうどよいバランスとなります。
チャーミングで可愛いらしく親しみやすいスタイルながら、背筋がしっかり伸びた洗練された女性的なワインです。
総評
エニーラを手掛けたのは欧州一の名門であるハプスブルク家の末裔、ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵です。
サン・テミリオンの銘醸ワイン、シャトー・ラ・モントッドやシャトー・カノン・ラ・ ガフリエール、シャトー・デギュイユにシャトー・ペイローを手掛けたと聞けば泣く子も黙る大人物です。
そんな伯爵がサン・テミリオンで培ったノウハウと哲学を持ち込み、ブルガリアの地で仕上げたのがエニーラとなります。
と、偉そうに述べている癖に、そもそもまさろうはブルガリアのワインを飲む機会は数度しかなく、恥ずかしながらこういったバックストーリーを知らずにエニーラを飲みました。
お気に入りのワインショップのすすめにより、何の予備知識もなくエニーラを手にして楽しむことができたのはある意味ラッキーでしたね。
というのも、予備知識によってワインのイメージが固まってから飲むのと、なんの予備知識なく飲むのとでは、そのワインの印象はまったく別のものになってしまう可能性があるからです。
この時まさろうがエニーラを飲んで感じた印象はずばり「サン・テミリオンのワインみたいな繊細さと柔らかさがあるワインだなぁ」と。。。
はい、決して最初からナイペルグ伯爵の件を知っていてそう感じたのではありませんよ!後で知って、自分の鑑識眼も捨ててもんじゃないなぁ、、、なんて、ニヤニヤしながら自画自賛しました・汗
エチケットに描かれた紋章はサン・テミリオンの銘酒シャトー・ラ・モントッドと同じもの、ナイペルグ伯爵の心意気と自信によりこの紋章が刻印されたそうです。
ドメーヌ・ベッサ・ヴァレー エニーラ2014のまとめ
エニーラは愛好家からの評価も非常に高くなっているようなので、品薄になる前にいいヴィンテージは抑えておいた方がいいかもしれません。
ヴィンテージによっては10年の熟成に耐えるポテンシャルはあると思います。
ブルガリアがうんだ銘酒エニーラ、サン・テミリオンのワインのファンであれば必ず一度は堪能すべきワインです。
それにしてもブルガリアとは素晴らしいワインがうまれる土地なのですね。
ブルガリアワインはなかなかいいらしい、という噂は聞いたことがありましたが、今回こうして飲んで身を持って体感できて本当によかったです。
世界には飲むべきワインがまだまだたくさんある!ということを、今更ながらに思い知らされました。
伯爵の
想いがこもった
エチケット
紋章の謎
飲めば納得
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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