【一人ワイン】シャトー・ダルマイヤック2002(感動6)バッカスの機嫌を損ねないように!
ボルドーの格付けワインが大好物なまさろうです。
五大シャトーの一角、シャトー・ムートン・ロートシルトが所有する格付け5級、子供のバッカスのエチケットで有名なシャトー・ダルマイヤックを紹介いたします。
しかし、残念ながらこのときは硬く開かずバッカスの機嫌を損ねてしまったかもしれません。
バッカスの機嫌を損ねてしまったのでしょうか!?
Chateau d'Armailhac 2002
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :フランス
生産地 :ボルドー ポイヤック
生産者 :シャトー・ダルマイヤック
品種 :カベルネ・ソーヴィニヨン(70%)メルロー(22%)カベルネ・フラン(5%)プティ・ヴェルド(3%)
タイプ :一人ワイン、みんなでワイワイン
バリュー:贅沢ワイン
嗜み日 :2013年5月
香り(5)🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(6)🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(7)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(6)💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
とても濃いガーネット色、光に通すと少しくすんだ色調です。
コルクにはべっとり、濃密な紫紺の液体が絡みついていました。
時を経ていい感じに熟成を経て予感です。
香り
開けてまずバニラやトースト、木樽などの香りを感じました。
軽くスワリングするとカシスやブラックベリーなどの黒系果実の香り、しかしながら果実のもつ甘い香りは少な目です。
味わい
ファーストアタックは爽やかな酸味は弱め、甘味は柔らかく、タンニンはいきいきとして噛み応えがありながらも少しざらついた印象です。
後味は小石や鉛筆の芯に例えらえる心地のよいミネラル感、ボディはミディアムでスケールは大きくありませんが、クラッシックなボルドーらしい堅牢なスタイルでした。
抜栓直後は若干の硬さもあったので、数時間の休憩を経て再度チャレンジ。
いい感じでバランスが保たれるも、少し枯れているような印象でしたね。
西洋杉やなめし皮、燻したハーブのようなアロマがそう感じさせたのかもしれません。
それにしても華やかさに欠けてどこか色褪せたような感じが拭い切れません。
総評
子供のバッカスのラベルが可愛いく親しみやすいワインながらも、ポイヤックらしい堅牢なスタイルでした。
まさろうが以前に飲んだことがあるダルマイヤックに比べると、少し落ち着き過ぎてる印象でしたが、もしかしたら開けるタイミングが微妙だったのかもしれませんね。
この時点で熟成期間は10年を超えており、平均的なダルマイヤックのポテンシャルからする少し飲み頃を過ぎていたのかも?
まだステージに上がる準備ができていないのに、無理やり起こしてステージに上げてしまったのでしょうか。
2002年のヴィンテージを考えるとまだまだ熟成できるポテンシャルがあるのではないかと思いますが、バッカスの機嫌が悪い時に遭遇してしまったのかもしれません。
シャトー・ダルマイヤック2002のまとめ
ダルマイヤックは意外とナイーブな印象、本家ムートン・ロートシルトに似たのか、少し飲み頃が難しいように感じます。
まさろう的にはボルドースタイルの赤ワインは、ブルゴーニュの赤ワイン程に神経質にならずに楽しむことができるように思いますが、このダルマイヤックは少しへそ曲がり?そんなことを言ってるとまたバッカスに怒られてしまうかもしれませんね・汗
可愛い子供のバッカスのエチケットに騙されてはなりません。ダルマイヤックは近づきやすく可愛らしいスタイルでありながら、クラシックで堅牢なボルドーらしい重厚なワイン、単純にすいすいと飲めるようなワインではありません。
バッカスの機嫌を損ねないように慎重な取り扱いで楽しみましょう。
ベストな飲み頃で楽しむことができれば、本家ムートン・ロートシルトの如く高貴で妖艶な輝きを見せるに違いありません。
バッカスの
機嫌損ない
大目玉
侮るなかれ
ダルマイヤック
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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