【一人ワイン】シャトー・ランシュ・バージュ2001(感動8)ポイヤックの赤い彗星!?
美味しいワインと機動戦士ガンダムに目がないまさろうです。
ちなみにまさろうが一番好きなシリーズは元祖一年戦争です。
幼い頃はガンプラづくりに熱中したものです。
あの頃の情熱はいま完全にワインに捧げるようになってしまいましたね。
さて、「貧者のロートシルト」から「ポイヤックの赤い彗星」への襲名披露を行うべく、シャトー・ランシュ・バージュを紹介いたします。
Chateau Lynch Bages 2001
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :フランス
生産地 :ボルドー ポイヤック
生産者 :シャトー・ランシュ・バージュ
品種 :カベルネ・ソーヴィ二ヨン(73%)メルロー(15%)カベルネ・フラン(10%)プティ・ヴェルド(2%)
タイプ :一人ワイン、ビジネスワイン
バリュー:プレミアムワイン
嗜み日 :2014年8月
香り(7)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(9)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(8)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(7)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(8)💖💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
とてもダークなガーネット色、光に当てると綺麗な赤紫色、縁は少しレンガ色を窺えます。
グラスを流れる脚の数も多く粘度も高め、いきいきとした雰囲気を感じます。
香り
完熟したカシスやブラックベリーの濃厚な黒系果実のあとに西洋杉、湿った土、甘草などのニュアンスを感じます。
軽くスワリングするとその香りは一気に広がります。果実の香りの奥にスミレや百合やミントなどのフローラルでフレッシュな草花の香りも心地よく感じ取れます。
味わい
酸は弱めで濃密な甘味は極めてストレート、タンニンは密度がありながら柔らかくボディはミディアムからフル、エレガントでスケールは中くらいです。
しっかりした輪郭は主張をもって地に足を付け起立したイメージです。
ミネラル感が傑出しており、いわゆる「小石を舐める」というよりも「苔むした清流を舐める」 そんなみずみずしさがありました。
余韻は30秒くらいで醤油や出汁のような風味も感じられます。
二日目は非常に丸み帯び、初日のパワフルさよりも近づきやすいフルーティでジューシーな味わいに変わりました。
クラシックなボルドーらしいアロマティックで気品がありながら、堅牢で骨格しっかり、野心溢れるエネルギーに満ちた情熱的なプレミアムワインです。
総評
少し前に飲んだシャトー・ランシュ・バージュ2009はすべてにおいて巨大、そして何しろ開栓が早すぎたと後悔するワインでした。
馴染みのショップでたまたま程よい価格で手に入れることができ「パーカーポイント98点のワインとはどんなもんじゃ?」と、欲望に負けて開けたわけですが、完全なミスジャッジでした。
その2009年のランシュ・バージュと比較すると、飲み頃という意味では丁度よい状態で楽しめたのではないかと思います。
なにしろランシュ・バージュの畑は、ムートン・ロートシルトとラフィット・ロートシルト、ピション・ラランドとピション・バロン、そしてボルドーの帝王ラトゥールの中間にある抜群のポジション。
この地理的条件を聞くだけで期待せずにはいられないのがボルドー好きのカルマというものですね。
シャトー・ランシュ・バージュ2001のまとめ
シャトー・ランシュ・バージュの全てのヴィンテージを飲んだことはありませんが、いままで飲んできたランシュ・バージュは期待外れだったことはゼロです。
1855年に定められた格付けとはいえ、このシャトー・ランシュ・バージュが格付け5級というのは21世紀の現代に通用するはずもありません。
パーカーポイントが軒並み高得点を叩き出しているせいか、近年は市場価格もだいぶ高騰しております。
ヴィンテージに限らず、いい状態のお値打ち品を見つけたら即ストックしておくべきワインです。
「貧者のムートン・ロートシルト」なんていう不名誉な俗称もありますが、今日から「ポイヤックの赤い彗星」として一目置かなければならない傑作、不名誉なその俗称は過去の遺産として葬り去るべきでしょう。
「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」赤い彗星シャーの名言がピッタリなワインです。
ポイヤックの
赤い彗星
ランシュ・バージュ
勝利の栄光
君に乾杯
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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