【記念日ワイン】シャトー・レオヴィル・ポワフェレ1996(感動9)レオヴィル三兄弟で最もパワフル!?

美味しいワインに目がないまさろうです。

 

あなたは三兄弟と聞けば何を思い浮かべますか?

 

やはり往年の名曲「だんご三兄弟」でしょうか?まさろうはずばり「レオヴィル三兄弟」です。

 

レオヴィル三兄弟といえば、サン・ジュリアンの王といわれるラス・カーズを筆頭に、バルトン、ポワフェレ、この3つを合わせてレオヴィル三兄弟と言われております。

 

同じサン・ジュリアンで造られているワインになりますがその個性は三者三様です。

 

ブルゴーニュで造られるワインほどの違いはないかもしれませんが、テロワールの違いはもちろん、ブレンド比率や造り手の考え方の違いより特徴が異なります。

 

そんなレオヴィル三兄弟の中でもっともパワフル!鍛え上げられた肉体と美しいフィネスをあわせ持つシャトー・レオヴィル・ポワフェレを紹介します。

 

 

Chateau Leoville Poyferre 1996

ワイン情報

種別  :赤ワイン

生産国 :フランス

生産地 :ボルドー サン・ジュリアン

生産者 :シャトー・レオヴィル・ポワフェレ

品種  :カベルネ・ソーヴィニョン(65%)メルロー(25%)プティ・ヴェルド(8%)カベルネ・フラン(2%)

タイプ :一人ワイン、記念日ワイン

バリュー:プレミアムワイン

嗜み日 :2014年12月

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まさろう評価

香り(8)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

甘味(9)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇

酸味(9)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋

タンニン(9)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷


感動(9)💖💖💖💖💖💖💖💖💖

 ※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆

 

テイスティングノート

色調

非常に濃い紫色をしたガーネット色、縁には少しオレンジ色の色調があります。

 

脚は多く、グラスを滑るスピードはゆっくりで粘度があります。

 

香り

クレームドカシスのような黒系果実の香りはほのかに感じます。

 

西洋杉シダローストした樽トリュフ腐葉土かび臭い小屋のようなニュアンスもあります。

 

スワリングすると徐々に香りが開きはじめ、牡丹百合花の蜜のような香りも立ち上がってきます。

 

味わい

ガツンとインパクトあるアタックです。

 

シャープで硬い酸味、甘味は奥に隠れており、豪勢なタンニンは口の中をティッシュで拭うような収斂性があります。

 

フルボディで凝縮感がありスケールの大きさを感じます。

 

しかしながらいかんせん硬く閉じており、一旦空気を抜きセラーで寝かせることに。

 

二日目、シャープで硬かった酸味が丸みを帯び隠れていた甘味が前面に押し出され、ジャムのような濃厚な甘さを感じます。

 

豪勢なタンニンも落ち着き、キメ細やかで噛み応えのある甘さを感じます。

 

余韻も非常に長く、小川の小石鉛筆の芯のようなミネラル感、更に森の下草湿った土のようなフレーバーも感じます。

 

鍛え上げられた肉体と奥深い凝縮感がありリッチでエレガント、美しいフィネスをもつ途轍もないワインです。

 

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※シクラメンも天然水も意味はありません。適当なノリで写真撮ってほんますんません・汗

 

総評

レオヴィル三兄弟のなかでもっとも凝縮感がありパワフルなワインです。

 

この時、およそ20年弱の熟成期間を経て抜栓したわけですが、抜栓直後の第一印象は「うーん、これはダメかも?」でした。

 

果実の甘い香りは弱く、かび臭い香りの印象がまず鼻につきました。しかも、一口目のアタックはシャープな酸味と重厚なタンニンで圧倒され、華やかな甘味を感じるに至りません。

 

ちなみにまさろうの趣味嗜好をおさらいさせていただくと、

1.果実や草花のアロマが豊か、更に熟成香が複雑に絡み合う

2.豊かな果実の甘味がある

3.酸とタンニン(←赤に限り)がワインの骨格をしっかり支えている

4.ミネラル感とスパイスがワインに奥行きを与えている

5.余韻が長く様々な情景を感じさせフィニッシュで昇天

文字にして書くと「そんなワイン美味いに決まってるじゃねーか!」と、ツッコミを入れられそうですが、日々この理想に向かって突き進んでいるといっても過言ではありません。

 

贅沢極まりないとは分かっておりますが、これもワインラバーとしての宿命です。

 

感動を運んでくれるワインとはかくあるべし。


そんなまさろうの期待を裏切ることなく、このレオヴィル三兄弟の次兄(?)シャトー・レオヴィル・ポワフェレは最高のポテンシャルを発揮してくれました。

 

ちなみにレオヴィル三兄弟の長兄(?)といえば泣く子も黙るサン・ジュリアンの王、レオヴィル・ラス・カーズです。長兄と勝手に決めさせて頂きましたが、ラス・カーズのポテンシャルの高さを考えればきっとあなたも納得して頂けるかと。

 

レオヴィル・ポワフェレ1996のまとめ

今回堪能した1996年ヴィンテージ、もしかすると最高のポテンシャルを発揮するのは数年先だったかもしれませんが、生き生きとした力強さも感じることができ大満足な作品でした。

 

レオヴィル三兄弟はいろいろ比較されることもあるかとは思いますが、シャトー・レオヴィル・ポワフェレはもっとも力強く凝縮感があり、鍛え上げられた美しい肉体をもつアスリートのようなワインです。

 

大切なデートや記念日でパートナーの度肝を抜きたい時、シャトー・レオヴィル・ポワフェレに任せれば間違いありません!

 

まさろう的まとめ

一番上はラス・カーズ

一番下はバルトン

あいだに挟まれポワフェレ

レオヴィル三兄弟

レオヴィル レオヴィル

レオヴィル レオヴィル

レオヴィル三兄弟

レオヴィル!

   、、、心の中で口ずさんだあなたは完全にレオヴィル三兄弟の虜です。

 

あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。

 

お読み頂きありがとうございました。

 

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