【記念日ワイン】シャトー・コス・デストゥルネル1994(感動9)会心の一撃が連発するワイン!?
美味しいワインとドラゴンクエストに目がないまさろうです。
あなたはドラゴンクエストの名刀、ドラゴンキラーはご存知ですか?
突然ゲームの話で恐縮ではありますが、ドラゴンクエスト好きなら知る人ぞ知る剣です。ドラゴンキラーとは強敵モンスターであるドラゴンを倒すのに非常に有効なスペシャルな剣となっております。
冒険の中で中盤から後半に登場し、その剣を手に入れ戦いに使用したときの切れ味と魔法効果、そしてルックスや知名度から言ってもドラゴンクエスト史上でも名刀と言えるプレミアムなアイテムです。
ちと前置きが長くなりましたが、ボルドーの2級シャトー、シャトー・コス・デストゥルネルはそんなドラゴンキラーのような切れ味の鋭いプレミアムワイン、満を持して紹介いたします。
Chateau Cos d'Estournel 1994
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :フランス
生産地 :ボルドー サン・テステフ
生産者 :シャトー・コス・デストゥルネル
品種 :カベルネ・ソーヴィニョン(60%)メルロー(40%)
タイプ :記念日ワイン、一人ワイン
バリュー:プレミアムワイン
嗜み日 :2013年6月
香り(8)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(8)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(9)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(9)💖💖💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
紫がかった濃いルビー色、縁はレンガ色の色調があり光にかざすと鈍色に輝きます。
グラスの内側に走る脚は中くらいで滑り落ちる速度は早めです。
長い時を経ていい感じに熟成した雰囲気を感じます。
香り
まずカシスや完熟したプラムなど黒系果実の香りです。
西洋杉や甘草のスパイス、トーストの香ばしいフレーバーもあります。
スワリングするとバニラやミント、なめし革などのスパイシーで官能的な香りがあたりを充満させていきました。
味わい
濃厚なアタックです。
柔らかい酸味ととっぷりとした果実の甘味、タンニンは密度がありしっかりしていながらも優しくビロードのような口当たり。
ボディはミディアムからフルで骨格はしっかり、リッチでエレガントな余韻はとても長く続きます。
腐葉土やタールのような少し枯れた印象もありましたが、余韻に残るミネラル感はくたびれた感じではなくみずみずしさがあります。
数時間するととても丸みを帯びて、酸味と甘味とタンニンが三位一体、完全なバランスをもってエレガントで官能的なワインへと変貌を遂げます。
甘さに隠れていながらもシャープな酸味とミネラル感は切れ味バツグン、うっかりするとコスの魔法によって意識をメロメロにされます。
ドラゴンキラーの切れ味のように会心の一撃をズバズバくらいました!
総評
シャトー・コス・デストゥルネルはまさろうが大好きなワインの一つです。
しかし、ボルドーの押しも押されぬスーパーセカンド、その価格と人気はうなぎのぼり状態、適切な飲み頃のヴィンテージに出会うのがなかなかに難しくなっている今日この頃です。
コス・デストゥルネルが作られている畑はポイヤックのラフィットを見下ろす海抜20mの丘にあり、表土の層が厚くとても水はけがよいとのこと。
下層にはサン・テステフ特有の石灰岩の層があり、砂利が多く優れたぶどうを作るのに適した場所です。
ヴィンテージによって違いはあるもの、多くのヴィンテージにおいて比較的メルローを多くブレンドされていることが、コス・デストゥルネルが親しみやすく多くの愛好家を生んでいいる要因なのかもしれません。
とはいえ、メルローを開花させる為の時間は必要です。コス・デストゥルネルを最高の状態で楽しむには20年から30年の熟成期間を経てから開けたいワインです。
もし直近のヴィンテージでコスを楽しみたいのであれば、セカンドのパゴド・ド・コスを飲むべきでしょう。
ファーストのコス・デストゥルネルほどの複雑味と切れ味はありませんが、その世界観は十分堪能できます。しいて言うなら、覇者の剣レベルでしょうか?わかりにくくてすみません・汗
シャトー・コス・デストゥルネル1994のまとめ
「サン・テステフのシャトー・ラトゥール」なんていう俗称もあるようですが、そのポテンシャルは間違いなく1級シャトークラスと言っていいでしょう。
大切なパートナーと至福のひと時を過ごしたい時、コス・デストゥルネルを開ければ官能的なテクスチャーと凝縮した切れ味バツグンの味わいで相手をメロメロにさせること間違いなし!
もっともあなた自身もコス・デストゥルネルの切れ味によってメロメロにされるので注意が必要!くれぐれも常軌を逸しず正気を保って楽しんでくださいね。
サン・テステフの
土と光と太陽で
育み輝く
コス・デストゥルネル
今日もどこかで会心の一撃
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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