【みんなでワイワイン】シャトー・シャントメルル2017(感動6)水彩画のようなクリュ・ブルジョワ!

美味しいワインは格付けに関係なく目がないまさろうです。

 

あなたはボルドーのクリュ・ブルジョア格付けのワインをお飲みになった事はありますか?

 

ボルドーのクリュ・ブルジョアは、1855年に制定されたメドックの格付けがされなかったシャトーで、格付けシャトーに近いポテンシャルをもつワインに与えられる独自の新しい格付けです。

 

まさろうもクリュ・ブルジョアにメドックの格付けシャトーの風格に近いものを感じました。

 

ちなみに、メドックの格付けシャトーはたぶん、全部のみました!

※現在鋭意全シャトーのデータまとめ中です。

 

ボルドーのクリュ・ブルジョアとして2008年から一度も降格したことのない、シャトー・シャントメルルを紹介いたします。

 

 

Chateau Chantemerle 2017

ワイン情報

種別  :赤ワイン

生産国 :フランス

生産地 :ボルドー ガイヤン・アン・メドック

生産者 :シャトー・シャントメルル

品種  :カベルネ・ソーヴィニョン(60%)メルロー(40%)

タイプ :女子会ワイン、みんなでワイワイン

バリュー:デイリーワイン

嗜み日 :2020年2月

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まさろう評価

香り(7)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

甘味(7)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇

酸味(5)🍋🍋🍋🍋🍋

タンニン(5)🍷🍷🍷🍷🍷


感動(6)💖💖💖💖💖💖

 ※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆

 

テイスティングノート

色調

赤い色調が強い濃いルビー色です。

 

ディスクは薄くグラスを滑る脚は多いものの粘度は高くありません。

 

香り

完熟したカシスブルーベリーの甘い香りは濃厚です。

 

少しわざとらしいくらいの樽の色付けピーマンの青っぽさもあり、奥には香草のスパイシーなニュアンスがあります。

 

湿った土木材のようなブーケを感じます。

 

味わい

濃厚で重いアタックです。

 

酸味は控えめでとっぷりとした甘味は強く押し寄せ、ざらつきがあるタンニンはちくちくと口の中を刺激します。

 

ミディアムボディで複雑さあまりなくスケールは小さめ、余韻はCM一個分の15秒くらいでしょうか?苦味とほのかなミネラル感を残してすぎさっていきます。

 

初日は硬くバランスが悪かったので一旦空気を抜いてセラーで一休み。

 

二日目は主張が強かった甘味が落ち着き、ざらついていたタンニンもいくらかこなれてバランスが整います。

 

程よい苦みのスパイスと濃厚な果実味は夏の景色を描く水彩画のようなイメージを喚起させました。

 

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※うーん、シンプルなエチケット!これぞクリュ・ブルジョア!?汗

 

総評

シャトー・シャントメルルはボルドーのクリュ・ブルジョアです。

 

クリュ・ブルジョアとは1855年のメドック格付け対象にならかなったシャトーで、質の高いワインを造るシャトーのオーナーが付加価値をつけるためにネゴシアンに頼んで作った独自の格付けとなります。

 

設立当初は法的根拠がありませんでしたが2003年に政府の公認を受けることができ、247のシャトーがクリュ・ブルジョアとして格付け認定されます。

 

しかしながら格付けから漏れたシャトーが審査団に異議申し立てを行い、紆余曲折を経て2008年からシャトーへの格付けではなくヴィンテージ毎の認証という形で落ち着きます。

 

とはいえ、こういった分かりにくい成り行きによって制定されたことが、メドックの格付けを持たないシャトーがいまひとつ陽の目を見ることがなく、またわかりにくく成り立っているということに他なりません。

 

しかしながらメドックの格付けがないからといって必ずしもワインの品質が劣るというわけではありませんし、ワイナリーの絶え間ない努力により素晴らしいワインが造られているのも事実です。

 

尚、シャトー・シャントメルルは2008年ヴィンテージから2017年ヴィンテージに至るまで一度もクリュ・ブルジョアから降格しておりません。

 

消費者目線としてはメドックの格付けがないがゆえに、優秀なワインを安価で手に入れるチャンスも多くあるといことです。

 

まさろうはコストパフォーマンスという言葉はあまり好きではありませんが、このシャトー・シャントメルルは間違いなくコスパのいいワインのひとつですね。

※品質を考慮せず単純に値段が安い=コスパがいい!って軽い感じが苦手なだけです。他意はありません・汗

 

シャトー・シャントメルル2017のまとめ

メドックの格付けのあるシャトーに比べると堅牢さや豪華さはいくぶん物足りませんが、果実の甘味と親しみやすいそのスタイルは気軽に楽しむにはもってこい、ワイン好きな仲間との飲み会なんかで持ち寄ればボルドーワインの雰囲気を十二分に楽しめます。

 

シャトー・シャントメルルは著名な画家の重厚な油絵というよりも、若いアーティストによる柔らかい画風の水彩画といったイメージです。

 

まさろう的には遠くに海の見える避暑地、ぶどう畑とか脇を流れる小川だとか太陽に照らされる小道だとか、、、そんな情景を描く水彩画のイメージでした。

 

さぁ、あなたはシャトー・シャントメルルにどんな情景を浮かべるでしょうか?

 

まさろう的まとめ

避暑地から

眺める景色

風うけて

きらり輝く

シャントメルル

   、、、お粗末さまでした

 

あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。

 

お読み頂きありがとうございました。

 

 

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