【ビジネスワイン】カレラ・ジョシュ・ジェンセン・セレクション2012(感動7)カリフォルニアのロマネ・コンティ!?
ボルドースタイルの赤ワインに目がないまさろうは、ピノ・ノアールも大好きです。
あなたはカリフォルニアのロマネ・コンティと呼ばれているこちらのワイナリーはご存じですか?
カリフォルニアのピノ・ノアールの先駆者であるカレラによって造られるワイン、ピノ・ノアールのポテンシャルの高さは常に注目の的となっております。
そんなカリフォルニアのロマネ・コンティと呼ばれるカレラの造るジョシュ・ジェンセン・セレクション2012を紹介いたします。
Calera Josh Jensen Selection Pinot Noir 2012
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :アメリカ
生産地 :カリフォルニア セントラル・コースト
生産者 :カレラ・ワイン・カンパニー
品種 :ピノ・ノアール(100%)
バリュー:贅沢ワイン
嗜み日 :2015年12月
香り(8)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(7)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(6)🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(7)💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
少しダークなルビー色、縁までいっぱいに赤紫の色調あり。
ディスクは薄く脚は多め、グラスの内側を滑る脚は早くすーっと流れ落ちます。
香り
チェリーやラズベリーなどの赤系果実の香りは穏やか、森の下草やユーカリのような土壌のニュアンスと青っぽさがあります。
スワリングすると香りのボリュームアップ!スミレなどの花の香り、バニラやローストしたハーブのブーケもあり。
濡れた猫のような獣的なニュアンスもありちょっぴり野生的な雰囲気も感じます。
味わい
みずみずしくも力強いアタックです。
シャープな酸味は強く甘さは控えめ、タンニンの量はさほどでもありませんがキメ細やかで密度があります。
とっつきやすいチャーミングさがありながらもミディアムボディでしっかりした体躯があります。
余韻は20秒くらいでしょうか?小川の小石を舐めるようなような硬くすっきりとしたミネラル感とほんのり苦みを残して去っていきます。
二日目、酸の角が取れ果実の甘さをタンニンがしっかりカバー、綿菓子や焼き菓子のような甘いニュアンスが表れバランスが取れるものの、ワインのもつ力強さは初日と変わりません。
力強くもチャーミング、それでいてエレガントさもあり飲み手をぐいぐいとひっぱっていく主張のあるピノ・ノアールです。
総評
カリフォルニアのロマネ・コンティと呼び声の高いカレラのワイン、ジョシュ・ジェンセン・セレクションはオーナーの名を冠したスペシャル・キュベです。
マウント・ハーランの自社畑のブドウを10%程度ブレンドしているそうなので、トップ・キュベであるジェンセンやセレックの雰囲気を感じることができる作品ですね。
カレラの歴史は今から40年以上前、オーナーのジョシュ・ジェンセンがドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティで働きはじめるところからスタートします。
本場フランスで修行を積んだ氏が1971年にアメリカに帰り、ロマネ・コンティの味わいを表現するぶとうを栽培する為の土地、探し抜いたその地はソノマ・コーストにあるマウント・ハーランにたどり着きます。
標高700メートルを超える、カリフォルニアの既存の畑の中でも最も高い位置するその土地は、石灰質土壌で冷涼な気候がピノ・ノアールを栽培するうえで最適な環境でした。
そこでロマネ・コンティから持ち帰ったというぶどうの樹を植樹、1990年にはその品質の高さからカレラの為の唯一の原産地呼称(ブルゴーニュのグラン・クリュやプルミエ・クリュのようなもの)「マウント・ハーラン・AVA」を取得します。
※AVAとはアメリカ政府公認のワイン指定栽培地域内で収穫されたぶどうを85%以上使用した場合に地域名を表示できる農業法規です。
カレラ・ワイン・カンパニーで造られるピノ・ノアールはこのような氏の絶え間ない努力により造られたのです。
カレラ・ジョシュ・ジェンセン・セレクション・ピノ・ノワール2012のまとめ
いわゆるフランスのブルゴーニュで造られる伝統的な内向的で静謐なピノ・ノアールと比べるといささか力強さが溢れ野心的な作品です。
チャーミングなとっつきやすさは万人受けしやすいスタイル、ワイン初心者の女性にも受け入れやすいと思います!女子会ワインにはもってこい?!
そして、ビジネスシーンで活用するなら、カリフォルニアのロマネ・コンティについての話題と華やかなワインの余韻で商談も一気に花が開いていくのではないでしょうか?!
ちなみにエチケットに書かれているJosh Jensen Selectionは書家、紫舟が書いたものです。
日本を代表する書家とカリフォルニアを代表するワイナリーの融合ですね。
ロマネ・コンティの息吹とカリフォルニアの豊かな自然を感じるカレラ・ジョシュ・ジェンセン・セレクション、この価格帯にしてワインの持つポテンシャルの高さ考えるとハイコストパフォーマンスワインであることは間違いありません!
カレラにて
ピノ・ノアールは
極まりて
ロマネの香り
ここに現る
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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