【記念日ワイン】アタ・ランギ・ピノ・ノアール2003(感動9)ニュージーランドのロマネ・コンティ
美味しいワインは国境を越えて目がないまさろうです。
あなたはニュージーランドのロマネ・コンティをご存じですか?
ロマネ・コンティといえば、ワインを知らないひとでも耳にしたことがある超プレミアムなワインです。
生産量の少なさ(年間で平均6000本程度)もあり、愛好家による争奪戦の結果100万円を超える価格で取引されているという点でも衆目を集めるワインです。
そんなロマネ・コンティのニュージーランド版(?)アタ・ランギの実力とは?
Ata Rangi Pinot Noir 2003
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :ニュージーランド
生産地 :マーティンボロー
生産者 :アタ・ランギ
品種 :ピノ・ノアール(100%)
タイプ :記念日ワイン、女子会ワイン
バリュー:贅沢ワイン
嗜み日 :2015年5月
香り(9)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(8)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(7)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(9)💖💖💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
淡いルビー色 光に翳すと赤い色調がキラキラと綺麗に輝きます。
赤ワインにしてはディスクは中庸、グラスを滑る脚はすーっと落ち粘度は高くありません。
香り
熟したラズベリーやスグリのような赤系果実の香りです。
ピンクいろのバラや百合をイメージさせる花の香りは華やか、ミントやジャスミンなどのスパイシーな香りはフレッシュです。
スワリングすると香りのボリュームはそのままにトリュフや腐葉土など、ほのかに土のアロマを感じます。
味わい
シャープで繊細なアタックです。
酸味はしっかり、甘味は穏やかながらも芯と奥行きがあります。
タンニンは細く少しざらついていながらも緻密でキメの細かさがあります。
ボディはミディアムで余韻は30秒以上続き、小川の小石をしゃぶるような、清流をイメージさせるようなミネラル感もあります。
数時間してワインが開いてくると角張っていたタンニンはこなれシルキーなタッチへ、また酸味と甘味も心地よく混ざり甘酸っぱい果実の味わいが花開きます。
清流の流れる花畑の中で深呼吸したときに感じる清涼感と甘い草花や果実の香りでうっとり心を奪われます。
「優雅」「純粋」という言葉がぴったりのエレガントなワインです。
総評
ニュージーランドのロマネコンティと呼ばれているアタ・ランギの実力は素晴らしいものでした。
ニュージーランドといえばマルボローが有名ですが、マルボローに対してアタ・ランギのあるマーティンボローは面積が小さく、経済的な意味でのぶどうの生産には不向きな場所と言われております。
とはいえ、国立土壌局の地質調査によればマーティンボローはニュージーランドでもっともぶどう栽培に適した場所という結果は出ておりました。
アタ・ランギはマーティンボローで最初にワイン造りを始めたワイナリーとして、ニュージーランドを代表するピノ・ノアールの造り手です。
ちなみに、アタ・ランギとはマオリの言葉で「新しい始まり、夜明けの空」という意味だそうで、ワイナリーの決意と意欲が窺えますね。
そしてニュージーランドのロマネコンティと呼ばれてる理由はマーティンボローの伝統的なぶどうのクローンに「エイベル・クローン」と呼ばれることに由来します。
これは自身のワイナリーをもつ関税職員のエイベルが、ロマネ・コンティの畑からこっそりぶどうの樹を持ち込もうとした旅行者から没収し、法的な検疫と通関を済ませて自分の畑に植えて栽培したことによります。
ロマネ・コンティの遺伝子があると聞くとまさろうだけでなく、多くのワインラバーも同じようにワクワクしてしまうのではないでしょうか?
更にアタ・ランギのワインに奥深い複雑味を与えているのに天然酵母の存在が欠かせません。
天然酵母の取り扱いは非常に神経を尖らせるものですが、天然酵母で醸造したワインは複雑味と高い風味をもたらせます。
まさろうは長期熟成を経たボルドータイプの赤ワインに目がありませんが、これとはまた違ったスペシャルな感動を与えられました。
アタ・ランギ・ピノ・ノアール2003のまとめ
ピノ・ノアールの特徴として、比較的若くして飲むこともできるかとは思いますが、アタ・ランギのピノ・ノアールはある程度の熟成を経てから楽しむべきワインかと思います。
余裕で10年から20年の熟成に耐えるポテンシャルがあります。
華やかで深みがありながら軽いタッチのワインなので女性にも受け入れやすく、女子会ワインとしてメインを張るにもってこいのワインです。
また、大切なパートナーとの記念日ワインとしてもそのポテンシャルを発揮するのは間違いなし。
アタ・ランギのピノ・ノアールの華やかな香りと芯のある果実味、長く続くエレガントな余韻と共に素敵な時間をお過ごしください☆
アタ・ランギ
ニュージーランドの
ロマネとは
飲めば納得
優雅で純粋
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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