【みんなでワイワイン】アミラル・ド・ベイシュヴェル2012(感動7)風になりたきゃこれ!
美味しいワインに目がないまさろうです。
THE BOOMの珠玉の名曲「風になりたい」にぴったりのワインです!
「風になりたいにぴったりのワイン!?何をわけのわからんことを!けしからん、そこに直れ!」
と、手厳しいツッコミを頂きそうで恐縮ではありますが、まさろうはこのワインを飲んで「風にないたい」のイメージと重なりました。
もちろん感じ方は人それぞれ、楽しみ方も人それぞれなので、そう感じない場合はどうぞ寛容なお心をもってまさろうの感覚を鼻で笑ってやってください。
しかし!誰がなんと言おうと、まさろうは風になれると信じるアミラル・ド・ベイシュヴェルを紹介いたします。
Amiral de Beychevelle 2012
ワイン情報
種別 :赤ワイン
生産国 :フランス
生産地 :ボルドー サン・ジュリアン
生産者 :シャトー・ベイシュヴェル
品種 :カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー ※詳細なブレンド比率はわかりませんでした。
バリュー:贅沢ワイン
嗜み日 :2016年1月
香り(7)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
甘味(7)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇
酸味(6)🍋🍋🍋🍋🍋🍋
タンニン(7)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷
感動(7)💖💖💖💖💖💖💖
※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆
テイスティングノート
色調
赤い色調が強い濃いガーネット色、縁いっぱいまで赤紫がいきいきとして輝いておりますね。
ディスクは厚く脚は多め、グラスを滑る脚の速さはすーっとスピード感があり粘度は高くありません。
香り
ブラックベリーやカシスなど黒系果実の香りは濃厚です。
程よく樽香があり奥にはバニラやシナモンのアクセント、ミントやカシスの新芽のようなフレッシュなニュアンスもあります。
スワリングすると香りのボリュームは大きくなり、黒系果実の香りは噎せ返るような濃密さをもって鼻腔をくすぐります。
味わい
まろやかで丸みのあるアタックです。
酸味は弱く、のちにやってくる甘味はしっかりとした果実の重さを伴って舌の上で爆ぜます。
タンニンは豪勢とまではいかないものの密度もありタニック、ミディアムボディからフルボディで飲み応え十分。
余韻は20秒くらいでしょうか?すっきりしたミネラル感を残して元気よく過ぎ去っていきます。
二日目はしっかりしたタンニンに守られて十分な果実の甘味はコーヒーやチョコのテイストも感じるようになりました。
ワインの構造こそ大きくないものの、躍動感が溢れ草木の青みが爽快感を生む元気になれるワインです。
総評
アミラル・ド・ベイシュヴェルはメドックの格付け3級、サン・ジュリアンで造られるシャトー・ベイシュヴェルのセカンドワインです。
シャトー・ベイシュヴェルは「メドックのヴェルサイユ宮殿」と呼ばれているボルドーで最も美しいシャトーとして有名です。
シャトー名である「ベイシュヴェル」は「ベッセ・ヴォワール」に由来するとされています。
「ベッセ・ヴォワール」とは、シャトーの前にフランス海軍提督の城館があり、ジロンド川を航行する時に海軍提督に敬意を表し「帆を下げよ。」(ベッセ・ヴォワール)と言ったことが所以だとか。
とはいえ、当時の海軍提督がいたのは1587年であり、1500年初頭の記録簿には「ベイシュヴェル」の地名があったので創作だというのが通説ですね。
しかしながら、本家シャトー・ベイシュヴェルといい、セカンドワインであるこのアミラル・ド・ベイシュヴェルといい、船のエチケットが印象的です。
エチケットからワインの全体像を想像して楽しむというのもまた面白い楽しみ方です。
また、日本の大手酒造メイカーサントリーが1989年に出資していることも興味深いものがあります。
ぶどうの生産からワイン製造にいたるまで非常に大きな手間と資本が必要という事は万国共通ですからね。
アミラル・ド・ベイシュヴェル2012のまとめ
このアミラル・ド・ベイシュヴェル2012は非常にまとまりがよくバランスのいいワインでした。
まさろうが抜栓したのは4年の熟成期間(4年では熟成とは言えませんが)を経て開けたわけですが、若々しさもありながら果実の旨味もしっかりとあり美味しく頂くことができました。
本家ほどの堅牢さというか重厚感はなかったものの、豊かな果実味と疾走感を感じる青っぽさは爽快感と躍動感に溢れたワインです。
イメージするとするとTHE BOOMの珠玉の名曲「風になりたい」がぴったりのイメージ!
軽快なサンバのリズムに乗せて涼やかな風を感じるメロディはアミラル・ド・ベイシュヴェルに重なるものがありました。
THE BOOM 風になりたい
「ボルドーの赤ワインでそこまでの爽快感、疾走感はないでしょ!?」と、手厳しいご指摘を受けるかもしれませんが、「メドックのヴェルサイユ宮殿」と呼ばれる美しい城の景色とサン・ジュリアンの風と空気を感じるはず!
うーん、どうでしょうかー?
なにはともあれ、もしあなたがこのアミラル・ド・ベイシュヴェルを飲む機会があれば、一度はTHE BOOMの「風になりたい」をバックグランドミュージックに添えて楽しんでみてはいかがでしょう。
アミラル・ド・ベイシュヴェルと「風になりたい」の軽快なメロディが相乗効果を起こし、サン・ジュリアンの風を感じてあなた自身も風になれると思います!
風になれなかったらごめんなさい・汗
帆を下げよ!
敬意を込めて
ベイシュヴェル
セカンド飲んで
風になりたい
、、、お粗末さまでした
あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。
お読み頂きありがとうございました。
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