【みんなでワイワイン】シャトー・タルボ2009(感動7)ひとつなぎの大秘宝は見つかったか!?

美味しいワインと秘宝に目がないまさろうです。

 

あなたは秘宝と言えば何を思い浮かべますか?

 

真っ先にワンピースの「ひとつなぎの大秘宝」を思い浮かべるのであれば、あなたも週刊少年ジャンプのファンであることは間違いありませんね。

 

さて、今日はまさろうが見つけることができなかったタルボ将軍が隠したとされる秘宝をめぐるワインの旅、シャトー・タルボを紹介いたします。

 

 

Chateau Talbot 2009

ワイン情報

種別  :赤ワイン

生産国 :フランス

生産地 :ボルドー サン・ジュリアン

生産者 :シャトー・タルボ

品種  :カベルネ・ソーヴィニョン(55%)メルロー(30%)ブティ・ヴェルド(15%)

タイプ :一人ワイン、みんなでワイワイン、

バリュー:贅沢ワイン

嗜み日 :2013年11月

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まさろう評価

香り(8)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

甘味(8)🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇

酸味(7)🍋🍋🍋🍋🍋🍋🍋

タンニン(7)🍷🍷🍷🍷🍷🍷🍷


感動(7)💖💖💖💖💖💖💖

 ※10点満点です。ワイン選びの参考になれば幸甚の至り☆

 

テイスティングノート

色調

縁いっぱいまで濃い色調をもつルビー色です。

ディスクも厚めで脚の数も多く粘度も高いですね。

 

香り

ベリー系の甘い果実香西洋杉ローストした樽乾燥したハーブなめし皮など、スパイシーで野趣味ある香りもありながらエレガントな雰囲気もあり、とても多重的な複雑さがあります。

軽くスワリングすると果実の甘い香りと焼いたパンのような心地いい香りがとてもよくマッチし漂い始めました。

 

味わい

アタックは柔らかい酸、硬く引き締まった甘味はしっかりしたもの、タンニンは厚みがありながらもきめ細かく舌と口腔を優しく撫でてゆきます。しかしながらまだまだ硬く閉じている印象です。

ボディーはミディアムからフルで骨格がしっかりしておりスケールは中くらい。

余韻は長く深みがあり、厚みがあり噛み応えのあるタンニンの甘さを感じるフィニッシュです。

これは少し時間が必要だということでシュポシュポ空気を抜いてセラーで一休み。

二日目はだいぶ角が取れてきたものの、硬く引き締まった甘味と酸味、タンニンのバランスはどこかもどかしさも感じます。

力強さと凝縮感があり複雑さもありながら、まだどこか完全には開き切っていない印象で終わってしまいました。

 

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※悲しいピンボケ!写真下手で見にくくてほんますんません・汗

 

総評

シャトー・タルボといえば、1453年のカスティヨンの戦いに破れたイギリス軍指揮官の名前が由来になっている由緒あるシャトーです。

 

サン・ジュリアンの丘の上にあるその畑からタルボ将軍が戦況を眺めながら同じワインを飲んでいたのかなぁ?なんてくだらない想像を巡らせながら飲むのもまた一興です。

 

将軍というイメージだと、とても重厚で尊大なワインをイメージするかと思いますが、この2009年のシャトー・タルボはどちらかというとしなやかでエレガントなフィネスを感じるワインです。

 

確かにしっかりとしたタンニンと完熟したぶどうのもつ甘味は力強さもありましたが、複雑味のあるそのテクスチャーはどちらかと言えば女性的で魅惑的に感じました。

 

しかしながら本来この2009年のシャトー・タルボがもつポテンシャル、この時は最後の最後までその姿を見ることができずに終わってしまった、そんな印象です。

 

最高のパフォーマンスを発揮するまでに必要な時間、熟成が完成するまでに必要な時間はあと最低でも10年は必要だったかもしれません。

 

 

シャトー・タルボ2009のまとめ

やはり5年やそこらの熟成期間だけでシャトー・タルボの持っている真のポテンシャルを楽しむには足りませんでした。

 

特に2009年ヴィンテージはボルドーでも当たり年と言われる秀逸な年、しかし2009年は比較的早飲みも可能だという事で思い切って開けてはみたものの「うーん、まだ早かったかぁ」と後悔する事になりましたね。

 

この時点でもシャトー・タルボを楽しむには楽しめましたが、次にこのヴィンテージを飲む機会があれば、戦に敗れたタルボ将軍がサン・ジュリアンの丘に隠したと言われるその秘宝を見つけ出したいと思います。

 

シャトー・タルボは近年人気も上がり市場価格もじりじりと上がってきている状況ではありますが、価格に対してのコストパフォーマンスは非常に優れているワインであることは間違いありません。

 

クラシックなボルドーの赤ワインらしい、気骨のしっかりした重厚で堅牢なストラクチャーを比較的優しい価格で楽しむことができる優れモノです。

 

いい状態のタルボを見つけたら我先にと手に入れておきましょう!

 

あなたの人生にとって忘れられないワインの出会いとなることを祈ります。

 

お読み頂きありがとうございました。

 

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